こじさく

子どもの施設で働いている一児の父です。 主に子育て、発達障害や自閉症スペクトラム、社会…

こじさく

子どもの施設で働いている一児の父です。 主に子育て、発達障害や自閉症スペクトラム、社会的養育や子育ての制度について勉強したことを書きます。 時々、音楽やスポーツについても書きます。

最近の記事

やっぱり侍ジャパン②

先々週、研修を受けてきました。 講師は今をときめく大阪公立大学の伊藤嘉余子先生。上司から研修を受けるように言われて、講師が伊藤嘉余子先生だとわかり、テンションが上がりました。 ただ、内容が人材育成とかリーダーシップとかだったので、非常に興味があるにはあるんですけど、伊藤嘉余子先生から聞きたい話はそういうことじゃないと思ってました。 しかし、流石の伊藤嘉余子先生、ちゃんと面白い研修でした。あっぱれ。 2023年の侍ジャパンで特筆すべきは、ダルビッシュとヌートバーの存在だと思い

    • やっぱり侍ジャパン①

      3歳4ヶ月の娘が、「わんだふるぷりきゅあ!」にハマってます。 「おかあさんといっしょ」⇒「ポケットモンスター」⇒「パウ・パトロール」⇒「わんだふるぷりきゅあ!」という遍歴。 あと、ピアノを始めました。ピアノっていうほどのものではないですけど。スイミングも続けてます。幼稚園入園前に、習い事を生活の一部にしておきたいと思って。我ながらまあまあの教育パパっぷり。いきすぎないように気を付けたいです。 ウチの職場では、年度末に1年間の振り返りについてのレポートを書いて提出します。 前

      • 死んで生きれるか

        修士論文が完成しました。これでようやく大学院を卒業して、修士を取得できます。 出勤前に論文書いたり、退勤後に論文書いたり、休みの日に論文書いたり、教授にダメ出しされたりしましたが、ようやく終わります。 後は発表の準備だけです。これまでの行程と比べると、かなり気持ちが楽です。あと少し、しっかりやります。 4月からはどうしようかな。 おそらく仕事は今年よりも忙しくなるけど、大学院という背負うものは1つ減ります。 昨日、散髪に行きました。7、8年前にお世話になってた人が、たまた

        • 回らない寿司

          先月、施設にいる子どもとお寿司を食べに行きました。 賭けというかご褒美というか、約束していたので連れて行きました。 最近、児童養護施設では、措置延長という制度があって、20歳やそれ以上の年齢になっても施設にいることができるので、お酒も一緒に飲みました。 施設を出た子ではなく、まだ施設にいる子、というのは、ある意味ポイントが高いと思います。 年長の頃から知っている子が、今や20歳。 一緒にビールを飲んで、アテをつまんで、店を出た時には「ごちそうさま」と言われ、施設まで送り届

        やっぱり侍ジャパン②

          「普通の子育て」って何?

          散髪してきました。さっぱりしました。 髪を切ってもらいながら、僕の研究について色々と喋ってました。そしたらその流れで、美容師さんが「"普通"っていう言葉が苦手」と言っていました。 人それぞれあるはずなのに、普通に当てはめられるのが苦痛だそうです。 僕の考えなんですが、世の中の"普通"っていうのは、世の中の人が作り上げている価値観だと思っていて、昔は1人の人が所属する世の中っていうのが大して広くなかったんですけど、メディアのせいでそれが広がって、ネットのせいでさらに広がっ

          「普通の子育て」って何?

          自分を大切に

          最近、スマホで漫画を読んでるんですが、どうしても最近の漫画よりも昔の漫画の方が、読んでいてテンションが上がります。 以前、「SLAM DUNK」や「るろうに剣心」の台詞を引用しましたが、今読んでるのは、というか自分の人生に最も影響を与えたのは「ジャングルの王者ターちゃん」です。 ちょっと前まで読んでいて、読み終えたのは「カメレオン」。台詞が秀逸すぎる。 前の職場で、コロナ禍全盛期に、休職者が続出した時期がありました。 そんなときに、すごく疲弊してる後輩職員とコーヒーを飲む

          自分を大切に

          葛藤と自己嫌悪と

          児童養護施設で働いていると、職員同士の人間関係で、子どもの問題行動への対応がうまくいかないことが多々あります。 結構ここで、ツラツラと書いてきましたが、 なんだか段々とアラ探しをしてしまって、問題解決よりも文句を言うことに重きを置いてしまって、 何もできてないことから逃げてるだけなんじゃないかって思うことが増えてきました。 だめですね。だめだ。 ただ、組織っていうのは、足並みが揃わないと小さな問題も完全に解決することは難しくて、 先日受けた、某県の児童相談所所長が考えた

          葛藤と自己嫌悪と

          児童養護施設と不登校

          児童養護施設で生活している子どもたちは、施設生活特有の悩みを抱えている子もいますが、施設とか家とか関係無く、子どもとして抱えて当然の悩みも抱えています。 そういった色々な悩みがきっかけで、学校から足が遠のいたり、不登校になったりする子もいます。 先日、知り合いの心理職員から、 「子どもが不登校になる条件」 というものを聞きました。 ①保護者が専門職であること ②母子密着で、必要以上の世話をしていること ③母子共に不安が高いこと だそうです。こう見ると、子どもよりも保護

          児童養護施設と不登校

          愛の反対は

          『好きの反対は、嫌いではなく無関心』。 これは間違いで、正確には、 『好き』ではなく、『愛』だそうです。 あと、『嫌い』ではなく『憎しみ』。 実際はどうなんかなーって思うけど、 好きとか嫌いにはベクトルがあるけど、無関心にはベクトルが無いことを思うと、場合によってはどちらも正解なんかなって思います。 こないだ、大阪府下の児童養護施設が集まって、小学生のフットサル大会がありました。参加した子どもたちも、一緒に引率してくれた後輩職員も、よく頑張ってくれました。 その後、打ち上

          愛の反対は

          二学期スタート

          夏休みが終わり、施設職員はみんなホッとしたような、また何か始まりそうな、そんな複雑な気持ちを抱えているかと思います。 僕もそうです。 夏祭りや旅行を終えて、ホッとしてはいますが、 コロナに罹った子どもが増えたり、学校に行けない子どもがいたり。そしてそれに対して、施設がうまく対応できていなかったり。 夏休み前から、本当はそのずっと前から感じてた不安が段々と形になってきています。 共感してくれる人もいるいますが、そういう人たちの協力を得て、良くない状況を打開することもできず。

          二学期スタート

          出勤前に

          教授から、修士論文をもう少し頑張るように言われて、ちょっと焦ってたんですが、 昨日の27時間テレビのおばたのお兄さんや元阪神→ロッテの鳥谷選手がめっちゃストイックに走ってるのを見て、 僕も少し火が着きました。 思えば10年ぐらい前に、仕事がすさまじく大変な時期があって、その時も黒田投手の日本球界もといカープ復帰の記事や、そこから黒田投手がいかにストイックに頑張ってきたかという報道に、かなり背中を押してもらいました。 明日の井上尚弥の試合も楽しみです。 論文、頑張らないと

          色々ありまして

          長いこと間が空いてしまいました。 その間に色々ありました。 母親のこと、仕事のこと、勉強のこと…、 ちょっとずつ整理しながら書いていきます。 気持ちの昇降も小さくはなかったりするので、なかなか難しいですね。 8割で頑張ります。

          色々ありまして

          映画『母性』

          昨日の大雨で予定が無くなったので、前々から観たかった映画「母性」を観ました。 原作:湊かなえ 監督:廣木隆一 主演:戸田恵梨香、永野芽郁 中身は期待通りで、良い意味で裏切られることはありませんでした。終盤は良い感じに予想のちょい上を行ってくれました。 でも、終わってからネタバレサイトをいくつか覗いてみると、「なるほど、そう観るべきだったな。浅かったな」と思わされたり、原作との違いから原作ならではの魅力に惹かれたりしました。 観てない人のために内容は伏せた上で色々ひっくる

          映画『母性』

          社会福祉士から見た、かかりつけ医と訪問看護ステーション看護師のやりとり

          母のためにマンションを購入してもうそろそろ半年(別に僕がお金を払ったわけではない)。 今朝はテーブルの搬入やらIHの工事やらがあったので、立ち会ってきました。 相変わらず母の調子には波があって、調子が悪いと薬を飲み忘れたりするので、訪問看護をお願いして管理することにしました。 そこの看護師さんが、母の通院に同席してくれたんですが、看護師さんは後に予定があったからか焦っていたようで、お医者さんに何やら一方的な物言いをしてしまいまして。それに対してお医者さんもエラく怒ってはりま

          社会福祉士から見た、かかりつけ医と訪問看護ステーション看護師のやりとり

          自分のよくないところ

          ゴールデンウィーク中には、娘を連れて先輩の家でBBQをさせてもらったり、仕事で子どもを連れて映画に行ったり回転寿司に行ったりしました。 自分の家庭環境とか性格もあって、人によっては褒めてもらえることもあるんですけど、 どうも細かいことを気にしてしまいます。 先輩の家で娘がビニールプールで水遊びをしてて、そこまで大変になったわけじゃないんですけど、心のどこかで、「帰ったら嫁さん嫌がらないかな」とか思ってしまいました。お風呂も入らせてもらったし、着替えもあったし、まったく問題無

          自分のよくないところ

          竈門炭治郎と緋村剣心

          「鬼滅の刃」では、鬼舞辻無惨が絶対的な悪者で、それに対して竈門炭治郎がまだ未熟ながらも絶対的な主人公として描かれています。 この「絶対的」というのがなかなか曲者で、両者の共通項でもあるからこそ、最後に鬼舞辻無惨は炭治郎と合体(?)しようとします。 若い時はがむしゃらに頑張ることが正義とされ、早いうちから思慮深く行動しているとなぜか批判されることもあります。 個人的には、両方兼ね備えてたら素晴らしくて、がむしゃらに頑張ることが「できない」というのは確かに良くはないかなと思って

          竈門炭治郎と緋村剣心