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「普通の子育て」って何?

散髪してきました。さっぱりしました。

髪を切ってもらいながら、僕の研究について色々と喋ってました。そしたらその流れで、美容師さんが「"普通"っていう言葉が苦手」と言っていました。

人それぞれあるはずなのに、普通に当てはめられるのが苦痛だそうです。

僕の考えなんですが、世の中の"普通"っていうのは、世の中の人が作り上げている価値観だと思っていて、昔は1人の人が所属する世の中っていうのが大して広くなかったんですけど、メディアのせいでそれが広がって、ネットのせいでさらに広がったような気がします。
別にそれは悪いことではないと思うんですけど、なんかマイノリティーな人たちがマイノリティーをマジョリティーにしようとしてる気がして、それはそれで違うんじゃないかと思っています。
マイノリティーは黙っとけってわけではなくて、色んな価値観があって、それがたとえマジョリティーでもマイノリティーでも数の問題なだけなんだからお互いに認め合うことが大切なんじゃないかということです。

子育ても普通が変わっていって、今では何が普通かわからなくなってる、普通なんて無くなってるかもしれないんですけど、
バブル世代の人が親になり、そのタイミングで海外セレブの生活が脚光を浴び、YouTubeやInstagramの普及でよその人の家の子育てを覗けるようになって、あたかもそれが"普通"のように感じているような気がします。

前も書きましたっけ?
施設職員は自分たちの仕事に、「普通の家コンプレックス」なるものを抱えていて、二言目には「普通の家だったら」「普通の家とは違って」と口にするような気がします。
「普通の家」って言ったことが無い施設職員0人説。

普通の子育てが変わってる中で、施設職員が普通の子育てを意識するのは、すごくナンセンスだと思います。施設職員としての子育てを、徹底的に追求するべきだと思います。

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