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児童養護施設と不登校

児童養護施設で生活している子どもたちは、施設生活特有の悩みを抱えている子もいますが、施設とか家とか関係無く、子どもとして抱えて当然の悩みも抱えています。

そういった色々な悩みがきっかけで、学校から足が遠のいたり、不登校になったりする子もいます。

先日、知り合いの心理職員から、
「子どもが不登校になる条件」
というものを聞きました。

①保護者が専門職であること
②母子密着で、必要以上の世話をしていること
③母子共に不安が高いこと

だそうです。こう見ると、子どもよりも保護者の方が原因が大きいように感じます。

施設職員の場合、①は100%ひっかかる条件ですね。
②も、仕事としてやってしまいがち。
③は、端から見ていると当てはまるなあと感じる職員も多いです。ただそれをどう伝え、解決していくかは、アイデンティティに関わってくるところなので、非常に難しいです。

学校に通うことは目的ではなくて手段なので、不登校を解決したとしても、その先のビジョンが無いと、別の形で問題が出現しかねないと思っています。なので、僕は無理に学校に行くぐらいなら辞めれば良いと思っています。もちろんそこで見限りません。

問題を本当に解決するためには、職員自身、自分の考え方や、それが子どもにどう写っているのかを考える必要がありますね。

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