マガジンのカバー画像

文化史的セルフイメージ・アップ

78
マインドブロックをつくり出しているのは、自分自身です。それが腑に落ちると、すべては一気に好転し始めます。ただし、つくり出す過程は『自分一人』だったわけではありません。背景には、も…
現在の日本の文化がいかにしてつくられたかを、ルネサンス以来の大きな流れの中でひもときます。
¥10,000
運営しているクリエイター

2022年3月の記事一覧

文化史的セルフイメージ・アップとは?

「対象・内容・価格」表示に関する解説は、こちら ▼▼▼ <6,312文字> この記事の目的は、…

主体性_1:進め方は 近>遠>間

<2,462文字> 『文化史的セルフイメージ・アップ』の最初の記事です。 いろんなところに書…

主体性_2:日本人らしさとは何か?

<2,295文字> 前回は、全体の進め方に関して『視点 → ゴール → 優先順位 の順番が大切なこ…

主体性_3:素直に学ぶ日本人

<2,261文字> 前回は、文字の文化的重要性を共有しつつ、その文字(=漢字)が中国から入っ…

23/『巨人の星』のデカダンス

<3,663文字> 【記事のポイント】『巨人の星』の『消える魔球』と『宇宙戦艦ヤマト』の『ワ…

24/初めて映像として記録された戦争

<3,009文字> 【記事のポイント】第一次世界大戦は、1895年に誕生した映画技術によって『動…

25/革命の理想と旅立ちの夢

<2,857文字> 【記事のポイント】ロシア・アヴァンギャルドは、歴史上もっとも政治に近づき、またその夢を共有した美術運動でしたが、残念ながらその蜜月は長くは続きませんでした。 第3章/4. ロシア革命とオープンエンド 第一次世界大戦は、列強各国の民衆に膨大な負担をかけましたが、中でもロシアは悲惨でした。 近代化を果たしていた他の列強と違い、ロシアは依然として専制政治だったからです。 そのひずみが大戦を通じて一層あらわになったのです。 皇帝ニコライ二世は、民衆の不満に

26/アメリカの理想とドイツの実利

<3,458文字> 【記事のポイント】第一次世界大戦を通して、世界の覇権はヨーロッパからアメ…

27/ハーケンクロイツとドクロ

<3,080文字> 【記事のポイント】『旗』というアイテムには、不思議な魅力があります。『錦…

28/歴史とマンガを貫く滅びの美学

<2,822文字> 【記事のポイント】『帰る場所を失ったヒーロー』という設定は、『あともどり…

29/ニューヨークが美術の都になった理由

<3,085文字> 【記事のポイント】ヴァルター・ベンヤミンが指摘したように、19世紀の(時代…

30/美術史のブラックボックス

<3,778文字> 【記事のポイント】日本に西洋画(油絵)が根づいたのは、意外なことに太平洋…

31/その戦いは本物でしょうか?

<2,693文字> 【記事のポイント】「フィクションの戦争映像ではスリルを楽しみ、ノンフィク…

32/何故、偽物の方が好かれるのか?

第4章 キッチュ <3,233文字> 【記事のポイント】『キッチュ』という名称は、『アヴァンギャルド』や『デカダンス』に比べると認知度はグッと落ちるはずですが、近代的な時間意識を考える上では、とても大切なキーワードです。 1. 悲しい本物と楽しい偽物 この章では、キッチュの考察とあわせて、第二次世界対戦以降の時代を徐々に見ていきます。 第5章では、1970年代を1年ごとに見ていきますが、その助走です。 第二次世界大戦が終ってしばらくすると、ペギー・グッゲンハイムは大