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27/ハーケンクロイツとドクロ
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【記事のポイント】『旗』というアイテムには、不思議な魅力があります。『錦の御旗』という言葉もありますが、志や権威、あるいは理想の象徴として、旗は人を呼び寄せます。
第3章/6. ナチスと頽廃芸術展
アドルフ・ヒトラーが美術大学の受験に失敗した話は有名です。
もし合格していれば、夭折の天才画家エゴン・シーレと同級生になるはずでした。
不思議な歴史の接点です。
では、ヒトラーに美術に対する深い理解があったかというと、そうではありません。
独裁者の常と言うべきか、彼もまた古典的な写実主義を好み、前衛芸術を悪しきものとみなしたのです。
ヒトラーは「記録に残っている限り、個人としてもっとも美術品に対して資金を使った人間」とも言われています。
しかし、残念ながらその知識と見る目は受験生レベルのままでした。
勘違いや知識不足が原因の「裸の王様」的言動に関する逸話もいろいろと残っています。
独創性のない凡庸な古典的絵画が好みだったらしく、ヒトラー個人のコレクションは残念ながら無惨な二流品の山でした。
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