わたしの過去の " 君 " も励まされた ❘ あの日、選ばれなかった君へ 阿部広太郎
書きたい、書きたいと思っていて
ようやく感想を書くことができるううう。
読み終わって、さらに読書ノートを書き終えてと
だいぶ日にちが経ってしまったのですが、
読み終わりました…!!!!!
阿部広太郎さんの『あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ』。
読み始めたら、あっという間に読んでしまいました。
本当に阿部さんの本は読みやすいのです。
▼ 本の「はじめに」公開されています…!
文章はもちろんのことなのだけども。
わたしがいつも注目してしまうのは、文のフォント と 中身の余白。
阿部さんの本は、基本的に ゴシック体 × 明朝体の組み合わせで作られています。今回は、章の中にあるサブタイトルというのかな。とにかくタイトルにゴシック体、本文に明朝体が使われている形です。
文体に差があることで、それぞれが目立ちやすくなるんですよね。
でも、ゴシック体は細目だから、主張しすぎることがない。
明朝体は阿部さん自身の優しさ、丁寧さが現れているなあと思っています。
中身の余白。
説明というか表現が乏しすぎて申し訳ないくらいなのですが。
阿部さんの文章は、一文が短い。
だから、自分の読むペースに目が追い付くし、理解がしやすいからペースを落とさず文を追っていけるっていうのもあって、さくさくと読んでいける。
そして、合間にサブタイトルがこまめに入っているから、目も疲れず一息もつけるんですよね。まるで口に出して読んでいるかのような感覚。
そして、本の作りとして余白の多さにも
読みやすさの秘訣があると思うのです。
字が小さめで、文の上下の余白がほぼないとわたしは読む気がしなくて、途中で離脱してしまうタイプです。阿部さんの本は、余白が多いからもう読みやすい!!!!
それはさっきも上げたように一文が短いから、余白が多く見えるというのも木っとあると思うんですけどね。きゅっと詰まっている行間でもないし、文中で強調したいところをゴシック体にするとかもないので、読んでいてすうっと文章が入ってきやすい印象だったんですよね。
強調を阿部さん自身がしてしまうと、その本を読んでいる方にとって受け止めたいところを指定してしまうような感じがするから、「自由に受け取ってほしい」という意味もあってそういうことをしていないのかなとふと思いました。(妄想しすぎであったら、ごめんなさいいい)
もし自分が本を作るときは、
阿部さんの本の形が理想だなと勝手に思っちゃってます。
そろそろ、本の内容に入りなさいよという声が聞こえそうなのでないように移ります。
過去の阿部さん、つまり物語の " 君 " に何度、
わたし自身の過去の君を想起させられたかな。
もがき、苦しみ、あがいているところを文章から感じて、ふと「ああ、わたしにもこんなことあったよな」と浮かんでくるストーリーがあって、面白かったです。
べつにワークがある本でもないのに、文章を読んで自然と自分の過去を思い出させてくれる本なんてあるのだろうかと思いました。すごいです。
中でもわたしが心に刺さった文を、紹介させてください。
子どもの頃から親の顔色、友達の顔色を伺って過ごしていたような気がしていました。でも、ちゃんと選んでいました。その理由に「これが嫌だから」という避けたい要素からだったとしても、それがわたしらしさなんだと言われたら「たしかに」と納得できました。
いままで「わたしらしさとは?」と悩んだこともありましたが、自己選択を見つめたらそこには何かしらの理由がある。きっとそれは自分だからそう思って決めたんだ。そう気づけたとき、なんだか胸が熱くなって過去の自分を抱きしめたくなりました。
「大丈夫だよ、ちゃんと自分で選べてたよ」って。
そして、第5章の " 君 " をわたしは自然と応援していました。
なんだかひとつの少年漫画にありそうなストーリーを読んでいる感覚でした。どの章でも阿部さんは転んでも、立ち上げって前に進む!!!って感じなのだけど、この章はひときわ熱い気持ちが伝わってきて、煉獄さんみたいに熱い男なんだなって、かっこいいなって思いました。
そして、最後は「うわあああああ…!!!!!」と、勝手に感情移入して感極まりそうになったくらいわたし自身読んでて熱が入っちゃいましたね。
それくらい没頭して読んでいました。
なんてことない人生を送っているなって思っていたけど、何かしらの人生の壁にはぶつかっていて、それを避けるなり立ち向かうなりとそのときの自分の精一杯の勇気で立ち向かっていたなということに気づかせてくれる本でした。
これから選ばれなかったという場面になったとき。
過去の自分を悔いてしまうようなとき。
自信がなくなってしまったとき。
心の処方箋として読みたいなと思いました。
何度も思っているのだけど、阿部さんにお会いせねば!お会いしたい!と思っているので実現できるようにアンテナを張りまくろうと思っています。
タイミング掴めてないから今度こそ。
▼阿部広太郎さんのnoteはこちらから
ではでは、長くなってしまったのでこのへんで。
きょうも、おつかれさまです。
またあしたね◎
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