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#0060学びの海を泳ぐーけテぶれメソッドの挑戦

割引あり

◇     「乗船教育」の落とし穴

今日は学びの海の話です。これはメタファーとして言うのですが、結構いろんなことをメッセージとして伝えられるので、この学びの海のメタファーがどんな情報を含んでいるかについて、今思いつく限りのことを話してみようと思っています。

単純にまず入り口で言うのは、今までの学校教育についての話です。今までの学校教育というのは、学びの海に浮かぶ船の上に全員30人乗せてもらって、シートベルトをつけて、先生が学びの海を連れて行ってくれるみたいな感じです。先生が操縦する船の上で、学びの海の景色を眺めていたような状態であるということが言えそうです。

それはつまり、自分では泳がずに、窓から見える景色を、つまりそれは教科書上の表面的な知識ということですね。知識をただただ見て、表面的にその現象を記憶しようとしているということが、一般的に批判される授業スタイルです。素晴らしい実践はたくさんあるのですが、批判されるような授業スタイルというのはこんな感じだったよね、という話です。

ここからはもう少し踏み込んで、そもそもそれは無理だよね、という話もしたい。そういう状況で目的地まで子供たちを連れて行こうとした時に、全員乗っていられるかというと、全然そうではなくて、その船からボンボンボン落ちる、つまりついていけないということです。ついていけなくて落ちてしまうけれども、船の操縦桿は先生しか握れないので、結局先生はその操縦席から降りることができない。つまり、落ちてしまった子の個別サポートなんてしている暇はないということです。

落ちた子はそのまま置いていかれ、乗っている子だけで目的地に到着しました、という話です。次の単元に入ったら、もう落ちているのにも関わらず、また次の船が出発するみたいな感じです。そうすると、5年生になっても九九が分からない状況です。九九の学習の時にもう船から落ちているのに、その落ちてしまった状況を誰も救ってくれず、自分でもどうすることもできず5年生になってしまいました。5年生でも九九が言えません。算数の勉強ができません。これがこの状態です。


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