記事一覧
コロナはパンデミックではない、ならなんなのか
森田洋之さんの『日本の医療の不都合な真実』刊行記念イベントで対談することになりました。ありがたいことです。 https://www.gentosha.jp/article/16869/ 森田洋之とは…
ノーベル賞のくだらなさについて
(2018年10月7日にFacebookに書いた投稿の編集再掲です) 2018年のノーベル生理学・医学賞(というか、ノーベル賞に反応した各種報道)にはうんざりしました。 https://w…
WIRED前編集長による著作権軽視について
まったく驚いたことに、ぼくが翻訳した本の冒頭2章を音読した音声データが、ぼくの同意なく公開されました。しかもそのことは「不心得な個人が偶発的に」ではなく、『WIRED』日本版の前編集長である若林恵氏の指示のもと、黒鳥社という団体のれっきとした事業として、組織的に、計画的に行なわれました。
事後に問い合わせたところ、公開停止してくれたまではよかったのですが、なぜそんなことが起こったのかについての説
ワクチンでコロナは収まらない
題名のとおり、ワクチンがどんなに普及しても自粛生活は変わらないし、新型コロナウイルス根絶を望めるようにもならないことはほとんど自明です。簡単に説明します。
1. ワクチンがあっても自粛はやめられないこちらのほうがわかりやすいので先に。ワクチンを打ってもマスクは外せませんし、ディスタンシングもやめられません。打ってない人もいるでしょうし、打っててもうつることはあるでしょうし。研究者とか国際機関から
コロナはパンデミックではない、ならなんなのか
森田洋之さんの『日本の医療の不都合な真実』刊行記念イベントで対談することになりました。ありがたいことです。
https://www.gentosha.jp/article/16869/
森田洋之とは?森田さんといえば『破綻からの奇蹟』ですね。
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B015DJTZL2/0waki-22
元夕張市立診療所所長としての経験をもとに、「
『TENET』は矛盾していると思うことについて
見てきました。以下ネタバレ満開です。ついでに他作品もネタバレします。
ぼくは映画にもSFにも物理学にも詳しくない、たまたま『TENET』を1回見ただけの人なので(ふだんの投稿を読んでる方はすみません、今回はぜんぜん関係ない話です)、読む人が読めばいろいろおかしいかもしれませんが、というかぼく自身見終わった直後の興奮気味な状態で書いてるので、明日になったら「そんなに深読みしなくても」と思ってるかも
「反ワクチンの都知事候補はだめ」と言う人の話を聞いてはいけない
世の中には「Aという意見と反Aという意見があるが、実は『Aか否か』という問題設定が間違っていて真の問題はBではないか」という主張が理解できず、「Aに賛成しないなんておまえは反Aだな!」と決めつける人がいっぱいいるのですが、ここまで読んで「自分もそうかもしれない」と思わなかった人にこの先の話はたぶん理解できないと思いますので、続きは読まないでそっと閉じてください。
で、都知事選ですね。「山本太郎は
気の緩んだ人が多くて困ります
緊急事態宣言が一部を除いて解除されたということで、前々から気の緩んでいる人たちが勢いづいていて、残念だなと思っています。
コロナによる死者は世界で30万人を超えています。中国で騒ぎが始まってからわずか半年ほどで、たいへんな人数になりました。
しかも治療らしい治療やワクチンがないままの状態がもし続けば、同じ波が毎年来るかもしれないのです。
アビガンは効かないことも、ベクルリー(レムデシビル)だっ
ノーベル賞のくだらなさについて
(2018年10月7日にFacebookに書いた投稿の編集再掲です)
2018年のノーベル生理学・医学賞(というか、ノーベル賞に反応した各種報道)にはうんざりしました。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/nobelprize2018/jyusho/index.html
ご存じのとおり、オプジーボは画期的な薬ではありません。いまのところ一番インパクトが大き
レムデシビルでコロナは終息しない
アビガンが効かないことにようやく気づいたのか、急転直下レムデシビルの承認を目指すという話が降って湧いたわけですが、アビガンほどではないにしても、レムデシビルも「そんなに当てにはできないな」と考えるに足るだけの材料がすでに出ています。
1. アビガンは効かないアビガンが効かないことについては前に書きました。
https://note.com/k_owaki/n/n41bb28b3c6b7
要約
金か命か、問題はそこじゃないのか(ゾルゲンスマについて)
(2019年6月3日にFacebookに書いた投稿の編集再掲です)
2億円の新薬が子供の難病に劇的に効く、ということで話題になったゾルゲンスマですが、大事な点が日本ではあまり言われていないように見受けます。
【再掲時の追記:ゾルゲンスマは脊髄性筋萎縮症(SMA)の治療薬です。SMAの中にもいろいろ細かい種類があるのですが、ここでは主に、乳幼児期に筋力低下をあらわし、急激に進行して生後数年以内に