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たまに嬉しくて、苦しくて

時折、時計をまるで見ない。
いや、見たがらないと言ったほうが正しいだろうか。
時間のない場所へ行きたかったこと。
止まってしまいたい、眠ってしまいたい、
このままこうしてずっと…と願わずにはいられなかった。

それでも時は残酷にも流れてる。
自分だけ特別でいられるわけでもなく、
ただ進まないだけに過ぎない現実が残る。
取り戻せない時間、誰も責められない。
平等で、尊く、変化し、砂のようにこぼれ落ちる。

朝が来て、夜がくる。
おはようがあって、おやすみがある。
行ってきますがあって、ただいまがある。
当たり前なんかじゃない。
たまに嬉しくて、たまに苦しくて。それも正しい。

無理やり繋げようとしなくていいのかな。
でもちゃんと繋げてる毎日、みんなえらい。
いつだって必死、それだけのこと。
色んな表現の仕方に、答えが一つじゃないってことに、
たくさん救われたりするんだ。

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