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必要な手を差し伸べて

ふと目覚めに聞こえてきたわらしべ歌。
花いちもんめだった。

勝って嬉しい花いちもんめ。
負けて悔しい花いちもんめ。
あの子がほしい。
あの子じゃ分からん。(?)
相談しましょ、そうしましょ。
きーまった。

うる覚えな歌詞だが、改めて残酷だ。
勝ち負けにこだわり、人の取り合いをする。
あの遊びは何だったんだろう。

子どもなからに残されることは傷ついていく。
大人ながらにそんな人気者だけが動いている世界に
なんだかモヤモヤと悲しみや苛立ちを抱く。

チヤホヤされるのは、いつだってあの子。
そうじゃない子ほど私なら一緒にいたい。
目立つ子なんかより、目立たない子の方が好きだ。
何がしたいんだろう。

まるで花いちもんめを続けている人生はつらい。
勝ち負けも、取り合いも、戦いだっていらない。
それは綺麗事だと言うの?

たかが思い込み、されど思い込み。
だけど必要ない、いらないと感じてしまう疎外感は
決して消えることがないように思う。
そして、そんな思いをしたくない人で溢れている。
誰だって残されたくない。

選ばれるかを待つより、選べる自分に自信を持ちたい。
不必要な顔で手を払うのではなくて、
必要な手を差し伸べられるあなたであってほしい。

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