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異性愛大前提のコミュニティ

こんにちは。
にしきだです。毎度毎度ご無沙汰になってしまいまして…なかなかnoteをかけていない今日この頃ではありますが、書きたいことはいくつか溜まっているんです…!!


とりあえず、初めましての方に向けての自己紹介を。

※これ、毎度やっているので、もし「わかったわかった」って方がいたらスクロールして飛ばしてくださいね。

にしきだと申します。Xジェンダーを自認する20代の会社員です。身体性が女性なので、女性として社会生活を送っていますが、服装や持ち物はメンズのそれ。かつ、好きになる性は女性です。大学生の頃からお付き合いをしている、女性のパートナーがいます。いわゆる、同性パートナーです。


こんな感じでしょうか。
※もし、興味を持ってくださった方がいたら是非他のnoteも読んでいただければと思います!


さて、本題へ。
今回のタイトルは「異性愛大前提のコミュニティ」です。
大それたタイトルかもしれませんが、身近で感じたことについてお話しさせてください。

にしきだには、ありがたいことに付き合いの長い友達がいます。学生時代からの複数人グループの友達で、未だによく集まっては取り留めのない話を延々としています。


社会人になってから、この友達グループでの会話の主な話題は パートナーのこと/結婚のこと/将来のこと/子どものこと などなど、ライフプランに関わることが多くなってきました。


最近知ったのですが、そのグループの中でにしきだは「彼氏を作る気がない人」だと思われているようなのです…


うーん、なんだかなぁ…
確かに、「彼氏」が欲しいと思ったことは一度もないのですが。

このもやもや感について紐解いていきます。
いくつか原因があるように感じるので、列挙させていただきますね。
【1】
そもそも異性愛を前提としていて、セクシャルマイノリティはこの人たちの視界には入っていない。
(これまで出会う機会がなかったんだと思います。にしきだ自身もカミングアウトしていませんし…)
【2】
「いやいや、にしきだも彼氏欲しいと思ってるかもよ?」というフォローが入っていた。
(いや、フォローになっとらんし!!欲しくないし!)
【3】
学生時代からの長い付き合いなのに、にしきだのこと全然わかってないじゃんと思った。
(これは完全にわがままですよね。自己開示=カミングアウトもしていないんだから、そもそも付き合いが長くてもわかるはずないんです。)


恥ずかしがらずに正直に言いますね。
このもやもや感の中で、【3】の要素が1番大きいんじゃないかと思います。
いや、ただのわがままじゃん!
そうなんです。わがままですよね。


「長い付き合いなのに、全然わかってないじゃん」


少しがっかりしてしまったんですよね。まぁ頑張ってプラスに捉えるのであれば、この人たちには「自分のことを理解していてほしいな」という気持ちがあったんだと思います。
きっとこの先の人生でもそれなりに長く付き合っていくメンバーだと思っているので。
正面から「自分は彼氏が欲しいだなんて1度も思ったことない。なぜなら異性愛者じゃないから。」って言えたら楽なんでしょうかね…?

…いや、無理ですね。
この友達グループのメンバーはほとんど異性愛大前提の社会で生きてきたから。
これは、これまでの長い付き合いの中でわかっていることです。


異性愛大前提で生きてきた人に対して、突然
「自分は異性愛者じゃないんだよね」
だなんて口走ろうものなら、それこそまさに未知との遭遇
どんな反応が返ってくるのわかりませんし、この先の友達関係もどうなってしまうか…


だから、
「異性愛大前提のコミュニティ」では怖くて自分のことは全然話せません。
少しでもみんながセクシャルマイノリティのことも視野に入れてくれていたら、だいぶ楽なんだろうなぁと思いました。
みんなの視野にセクシャルマイノリティを紛れ込ませるのが自分の役割なのかもしれませんが、
まだ傷つくリスクを負いたくないのが本音です。

近いうちに、みんなの視野にセクシャルマイノリティが入ってきますように。
他力本願かよ!
最寄り駅に着いたので筆を置きます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
にしきだ


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