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今、働く全ての人へ「リスキリング」を

日本で「リスキリング」の概念を提唱している第一人者であり9月30日に「自分のスキルをアップデートし続けるRESKILLING」を出版された、後藤宗明さんのお話を伺っていました!日本ではこれから、世界では当たり前になりつつある概念。そんな働く全ての人に関係することだと感じ、シェアしたいと思います!

世界中で話題の、リスキリングとは

リスキリングとは、成長分野へ移動するための学び直し。現状の職場で職能を拡張していくことを含み、新しい職につくことを指します。学ぶ対象は主にDXの分野を含む点が特徴です。
ちょうど一昨日、岸田政権の所信表明で、個人のリスキリングに5年で1兆円を投じる表明がされました。

なぜリスキリングが必要か

私たちの想像以上に、自動化、AI化が進んでおり技術的失業がおきているという現実があるからです。例えばファミリーマートでは、飲料を陳列するロボットの導入を発表しています。
まずは300店舗の導入を発表しています。世界に2万5千近くの店舗があるファミリーマートがもし1店舗ひとつこのロボットを導入したら、2万5千人の雇用が失われるのです。

https://www.businessinsider.jp/post-257819

AIに使われる人から使う人になっていく必要があり、そのための学びが必須となるのです。私が携わっている建築、そして物流の世界でも凄まじい勢いで省人化・自動化の動きを感じています。

企業がリスキリングを推進するには

リスキリングは個人単位だけでなく、企業が従業員に対し行っていく取組の要素が強いと感じました。そのために必要なことは、経営者の意識改革と、就業時間内で学び直しの環境を整えること。そして、そのスキルを実践する場を設けること、学び直しの結果、昇格制度にも結び付いていることが重要であるということです。

グリーン・リスキリング

DXの分野はもちろんのこと、ESG投資・SDGsの概念が浸透する中、環境分野に関わる分野でのリスキリングへ注目が高まっています。
グリーンリスキリングとは、持続可能で資源効率の高い社会で暮らし、発展し、支援するために必要な知識、能力、価値観、姿勢のこと。私自身、建築分野のカーボンニュートラルの勉強をしている最中でしたので、身を引き締めて学びたいと思いました。
詳細は、後藤さんの記事をお読みください!

生まれ変わる勇気

リスキリングを推進していくのに最も必要なことは、最後は個人の意識なのかなと思います。後藤宗明さん自身、みずほ銀行のトップセールスマンからNYでの起業を経て40歳でDX分野へ10年間をかけてリスキリングをしてきたという話を伺いとても説得力を感じました。現状の職を変えることは、とても勇気がいることだと思います。専門性が強ければ尚更です。
私自身、建築士という資格にむけて努力してきた時間が長かったことから、資格や専門分野に縛られていないか、自問自答することがありました。
しかし、人生100年時代。先人の皆様に比べたら、自分が学んできたことは一部にすぎず、そこに固執せず、どんどん新しい知識を吸収し進化していきたいと感じ、今は、広告の分野を学んでいます。
新しい分野の掛け合わせで、新しい価値が生まれると信じて。

最後に、後藤さんの「50歳からでも新入社員の気持ちになれるかが大事」という言葉が心に残りました。親世代にも、リスキリングの考えを伝えて、家族一緒に変化を楽しみたいです。
特に親世代は、DX分野の苦手意識があることが多いので、スマートスピーカーなど生活に関わるものを変えていくことから始めると良いそうです。
近々、スマートスピーカーを親にプレゼントしようと考えています。

リスキリングしたい人は、後藤さんの本を読もう


ここまで書いたことは、私がお話を伺ったほんの一部です。ぜひ詳しくは後藤さんの著書「自分のスキルをアップデートするRESKILLING」をお読みください。


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