Ken Sasaki

ピアノ、アコーディオン、キーボードなどを弾いたり、作曲編曲なんかも少々。いろいろな音や…

Ken Sasaki

ピアノ、アコーディオン、キーボードなどを弾いたり、作曲編曲なんかも少々。いろいろな音やテキストを公開していきたいと思います。

最近の記事

アドリブソロ(即興演奏)のやり方 入門編

 今回は「アドリブソロ」のやり方、即興で何かしらのメロディーを演奏するということになりますが、その入門というかどうしたらいいのかわからないという人に向けて考え方や練習方法について書きたいと思います。  「コード譜を見てアドリブでソロを演奏する」ということでまず必要なこととして、 「コードの音(構成音)を把握する」  これは絶対に必要です。Cならドミソ、Gならソシレとったそのコードで示される音はわかっていないといけません。  これに関しては覚える以外に方法はありませんので

    • テンションノートを使ったボイシング(中~上級者向け)

        今回はコードのボイシング、主にテンションノートの選び方について書きました。コードネームを見てある程度は演奏出来る、あるいはコードの音はわかるけどどう組み合わせたらいいのかわからないという人にはちょうどいい内容になっているかなと思います。  また、コードの音の選び方の話なのですが、これはそのコードで使える音を把握することでアドリブソロを演奏することにも直結しています。  なんとなく、アドリブのときに使えるスケールはわかるけどかっこいいソロが取れないという人にも役に立つ話だ

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      • アドリブ(即興演奏)について

         これまでにコードについての基礎的な話をしてきました。 音楽理論やコードについてわからなくて、まだ過去記事を読んでない方は ぜひそちらもチェックしてみてください  いわゆる「音楽理論」の、「コード(及びコード進行)」にフォーカスして入門的に、かつ実用的に書いたつもりです。  コードについて理解することによって、コード譜で楽器を演奏する、DTMなどで作曲するときにコード進行を考える、既存の楽曲のコード進行を理解する、など出来ることの引き出しが格段に増えることが伝わればいい

        • コードを「度数」で考えてみる。

           今回も動画で収録しています。こちらをご覧ください。 少し難しく感じるかもしれませんが、気にせず見てください。  前回の「コード譜で演奏する」ことの延長で、コード譜を見てそのコードが曲中のキーでどのようなコード、そのキーのトニックから数えて何度のコードか、などを考えることでコードの4和音以外の音「テンションノート」の加え方を考えてみます。  キーはFメジャーです。まずFのダイアトニックスケールコードを見てみましょう。  そのキーのトニック(主和音)となるFM7を「1度

        アドリブソロ(即興演奏)のやり方 入門編

          コード譜で演奏をするやり方(動画解説)

           これまでコードについての基礎(のごく基本的な部分)を書いてきましたが、それにより具体的にどんなことが出来るのか、ということを進めていきたいと思います。  今回はメロディーとコードだけが書いてある一段譜を使ってピアノで演奏してみます。コードを見てのアドリブソロなどではなく、楽譜に書いてあるメロディーにコードを見て伴奏を付けて曲として成立させるという形です。  他のコード楽器でも考え方ややり方は共通することがありますので、それぞれ自分の楽器に置き換えて考えてみてください。

          コード譜で演奏をするやり方(動画解説)

          コードの「機能」

           前回少し難しく感じた人もいるかもしれません、が、コード進行を理解する上で大事な部分はあと少しだと思いますので心が折れる前に休憩を挟みつつ頑張りましょうw  お勉強だけが続いて実践がないと苦労のわりに報われる感じが少ないかもしれませんが、コード楽器を演奏する人は前回のCメジャーキーのダイアトニックスケールコードを鍵盤(あるいは自分の弾ける楽器)で弾いて少しずつでも覚えて、Cメジャーキーの簡単な曲(転調などせず、出来ればCのダイアトニックスケールコードしか出てこない曲)を、コ

          コードの「機能」

          コードの横のつながりを把握するために(キー(調)の話) その2

           コードの読み方(構成音)と、その曲のキー(調)について書いてきましたが、皆さん嫌になっていたりしないでしょうか?w  最初は覚えることが多いので大変ですが、言葉や考え方など覚えていくとある程度のところでお互いが繋がって急に理解出来たりもしますので、無理のない範囲で頑張っていきましょう。お互いに。 前回のおさらい 前回は曲のキーについて、ひとつのキーでは使われる音は7音しかないということを説明しました。例えばキーがCメジャー(ハ長調)なら、ピアノの鍵盤で言うと白鍵だけを使

          コードの横のつながりを把握するために(キー(調)の話) その2

          コードの横のつながりを把握するために(キー(調)の話)

           3回目の記事です。メジャーコードとマイナーコード、4和音のセブンスコードは覚えていますか?わからなくなったらまたいつでも戻って確認してみてください。  今回は一旦コードから離れて「キー(調)」の話をします。in Cとかハ長調とか言われるやつのことです。 キー(調)って何? まず、ピアノの白鍵で「ドレミファソラシ(ド)」という7音を弾いてみてください。(ピアノでなくてもいいのですがその場合「#(シャープ)」や「♭(フラット)」を付けないように注意)  この7音で出来ている

          コードの横のつながりを把握するために(キー(調)の話)

          じゃあコードはなぜ必要なのか

           前回の「音楽理論を覚えるとどんなことが出来るようになるのか」でコードについての基本的なことを説明しましたが、少し補足です。  「コード」で示された和音、例えばCならドミソの3音ですが、 そもそもなぜコードネームにしないといけないのか五線譜に音符でドミソと書いたらいいんじゃないの?と音符の楽譜を読む方は思いますよね。  ちなみに、Cはドミソと書いていますが、積み方の順番を変えてミソドでもソドミでもCになります。(厳密なConEとかC/Eなどはまたいずれ) 僕も最初にコ

          じゃあコードはなぜ必要なのか

          音楽理論を覚えるとどんなことが出来るようになるのか

           「音楽理論」と言ってもいろいろありますが、よく言われる「理論がわからない」とか「理論を勉強しないと」などは「コードネームとコード進行」のことが多いのではないかと思います。  楽器演奏者なら、音符の書かれた楽譜があれば演奏できるけどコードネーム表記ではピアノの伴奏やアドリブソロ演奏などは出来ない、という人や、DTMで作曲するけどコードなどの仕組みはわからず浮かんだフレーズや音に対してそれに合う音を地道に探して選んでいく、という人もいるかと思います。  そういった状況でコー

          音楽理論を覚えるとどんなことが出来るようになるのか