#9　大学を辞めたこと、後悔していますか？

大学を辞めてから2年半。
私の歩みはまだまだ亀のようにゆっくりだ。
大学に通っている同世代の人の方が何倍も知識や経験が多いと思う。


辞めたことで劣等感が芽生える時もある。
例えば街で大学生の集団を見た時、友人からサークルの愚痴を聞いた時、スクールバスを見かけた時。


私も大学を辞めなかったら、あの人達みたいに色んな経験ができていたかもしれない。
「私は何をやっているんだろう」と悲しくなって下を向く日もある。

でも私は大学を辞めてよかったと思っている。

我慢して通い続ければよかったのかなとか思うこともあるけれど、それは今の私だから思えることだ。


あの時、あのまま通い続けていたら。
私は多分3番線のホームに飛び降りていたと思う。
それは大学に通っていた当時、「このまま一歩進めば楽になれる」と思ったことがあったから。

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もし、今これを読んでいる人の中に大学を辞めようか迷っている人がいたとしたら。

大学じゃなくても今、自分が所属している組織から離れようと迷っている人がいるなら。



私は「いいんじゃないかな」と声をかけたい。

多くの人が集まる組織から離れるというのは、とても勇気がいるし、後ろ指をさされることもある。
私自身、「大学を辞めたら正社員にはなれない」とか「人生は終わりだ」と色んな人に言われた。
ネットで調べるともっと辛いことがたくさん書かれている。

でもそれが全てじゃないと私は思う。
大学を卒業すること、正社員になることが果たして一般道なのだろうか。
たとえそれが普通だとしても、我慢して毎日を過ごすくらいなら離れてしまえばいい。

だって、自分を押し殺す生活は死んでいるのと同じだから。

自分が笑顔になれる生き方を探して何が悪い。

喜怒哀楽という感情を持てなくなる前に辞めるという判断ができてよかった。
あなたはあなたで、私は私だ。


大学を辞める人。
パートで生活する人。
世界を旅する人。
正社員の人。
自分でお店を開く人。

色んな人がいて、色んな生き方がある。
そのどれも間違っていないし、他人が否定するなんてナンセンスだ。

これからのことはまだ決まっていないけれど、周りなんて気にせず、自分が笑顔で働ける生き方を少しずつ探していきたい。

大丈夫。きっと、きっと出会えるから。