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「頑張る」が一番便利な言葉

教員採用試験の頑張り

おようございます

これまでの人生において、
過程が素晴らしく、
自分自身では
とても頑張った
けど結果が出なかったことは
いくらでもある。

教員採用試験の話です。
私は教員採用試験を
合計で6回受験し、
そのうち1回だけ
一次試験を合格した。

そして、その一次試験をパスした時の
頑張りが結果に結びついていないのは
今の現在地が証明している。

この年の試験に臨むにあたり、
これまで、そしてこれからも
絶対しないであろう時間を
勉強に費やした。

朝は5時から過去問題を解き、
6時に職場へ向かう。

職場について
7時から職員朝礼までの1時間
過去問の間違い直しをする。

そして
これはしてはいけないことだったが、
空き時間も全部勉強に費やした。
週に授業があるのは大体20時間程度だったので、
それ以外の時間は
職員室にこもりひたすら勉強。

部活の指導も
副顧問に任せ、16時〜20時までひたすら勉強。

帰宅後
夕飯や風呂を済ませ、
22時頃から深夜2時までまた勉強。
起きてまた5時から過去問をとく・・・
休日は
7時から18時までひたすら勉強だった。

こんな生活を1年続けた。
今でも
よく頑張ったと思う。

でも現在地は
あの時、
必死で追いかけた教員ではない。

要するに、
頑張ると言う行為は
必ずしも報われることではないと言うことです。

何を頑張るのか?

会社においても
よく
「頑張ります!」と言う従業員がいますが、
大体結果には結びつかない。
会社は
すごく頑張っても、
結果的に収益が悪ければ
潰れるわけですから、
頑張るだけではダメです。

スポーツ選手もそうです。
どれだけ頑張ってトレーニングしたって、

試合で
得点できなければ
次の試合では使ってもらえないし、
ベンチにも入れてもらえない。

頑張ったんですけどね。

では通用しないと言うことです。

頑張ることが悪いわけではなく、

何を頑張るのか、
明確になっていないことが
問題なのだと思います。

シュートが
枠に飛ばないのであれば
どんな体勢からでも
枠にシュートがとぶトレーニングを
頑張ればいいわけだし、

大学受験のセンター試験において
数学の点数が足りないのであれば
数学の勉強を頑張ればいいわけです。

売上が足りないのであれば
何をどれだけ、いつまで売るのか、
誰に売るのか。
どのように来店していただくのかを
頑張ればいいわけです。

漠然と頑張っていても
結果は出ませんよね。

頑張りますは「わかっていません」の裏返し

よく、
このプロジェクトはできますか?
大丈夫ですか?
と問うと

「頑張ります!」

と返ってくる。
これはわかっていない証拠です。

できますかの問いに
頑張りますではそもそも答えになっていない。

頑張るを連呼する人ほど、
何も理解できていないことが
多い。

頑張るのではなく、
何をどうするのかを明確するべきです。

漠然と
頑張るだけなら、誰でも毎日やっています。

しかし、
お客様からお金をいただくプロである以上、
それで結果が出なかったら
ベンチの外で試合を見つめるしか
なくなるわけですから、

何を頑張るのか、
できる限り、簡単な言葉で
明確にし、それができたら
それをひたすら繰り返せば良いと思います。

頑張る
という言葉は
とても都合が良くて
とても便利な言葉です。

でも一方で、
わからない人も、
知らない人も
とりあえず頑張ることが
評価される日本の教育を
象徴する言葉なのかもしれません。

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