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恐竜が息子を成長させてくれている 恐竜は役に立たないは思い込みだった

息子が近頃、恐竜にハマっている。ハマっているというより、のめりこんでいるという表現のほうが正しい。

一日中、頭のなかは恐竜のことでいっぱい。息子はいま恐竜の世界を生きている。

恐竜に目覚めてから、半年以上になるだろうか。

図書館に行けば、借りれる本の上限10冊全て恐竜の絵本や図鑑を借りたがる。

それを毎日読み、返却すると、また新しい10冊を借りてくる。新たな10冊も全て恐竜。

恐竜ワールドを生きている息子は、毎日飽きることなく恐竜の知識を頭に入れている。

恐竜関係は読みつくしてきたのではないかと思うほど。

そんな息子が先日、ドラえもんのDVDがついている恐竜の図鑑をほしいと言ってきた。お値段は2000円ちょっと。

その図鑑は、図書館でも借りたことがないし、DVDも観たことがない。

だからどうしてもほしいと、本屋さんに訪れるたびにお願いされてきた。

最初は、図書館でいつでも恐竜の絵本や図鑑は借りれるし、家にも違う恐竜の本があるし、値段も決して安くないし、いらないと思った。

このブームだって、あとどれほど続くかわからない。

でも、息子はどうしてもほしいと熱弁してくる。

わたしは、そのときハッとした。

恐竜は いまの世界にいない。これが動物の図鑑や宇宙の図鑑がほしいって言っていたら なんて真面目なんだろうと思って 買ってあげるかも

恐竜だから、もういいでしょ?充分すぎるくらいマニアでしょ?って思って、これ以上広げなくてもいいとわたしが決めつけていた。

でも、もしこれが動物や宇宙や人体のふしぎや自然や…ほかの図鑑がほしいって言ったら、わたしの気持ちは違ったかもしれない。

”恐竜はいま存在しないからこれ以上極めなくてもいい”

って、わたしが思い込んでいた部分があったのかも。

それは違うな。息子の可能性を狭めることになるかもしれない。と気づいて、ドラえもんの恐竜図鑑を買ってあげることにした。

買ってみたらやっぱり正解だったと思う。

息子は、DVDを楽しそうに何回も観て、色んな恐竜にますます詳しくなり、わたしに熱弁してくる。

家にある恐竜のおもちゃは手放せなくなった。

工作で恐竜を作ったけど、それもすごかった。力作ができた。

恐竜の遊びをしたり、恐竜のふりをしたり、”きょうりゅう”とひらがなで書いたり、恐竜ひとつですごい世界が広がっている。

息子自作のストーリーも考え出した。歌も考え出した。もちろん全て恐竜。

そして、分厚い図鑑を広げて、一生懸命ひらがなを読んで、なにやらふむふむと学んでいる。まるで恐竜博士。

今は実在しない恐竜にたいして、ついついそこまで極めなくてもと思ってしまっていたわたしだけど・・・

恐竜ワールドを楽しそうに生きている息子を見て、楽しいと思えることは、心ゆくまで思いっきり楽しませてあげようと思うようになった。

6歳の息子は、恐竜とともに成長しているのかもしれない。



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