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今ならいわゆる濃厚接触。目次に戻ります。20年でお引き渡しした210件のお客様とのお話。③

何が今なら濃厚接触?って疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この会社の働き方がとにかく濃厚接触なのです。

夜は23時まで働いたり、休みも水曜日、木曜日ですから遊んでくれる人はほぼいなくて、

特に私は大阪から来ていましたから学生時代の友達はこちらにはおらず、居ても彼ら彼女らは土日休みでした。私と遊ぶには休みが違うのです。

すると自然と休みも同期で遊ぶ事が多く、先輩後輩もクラブ活動の様に仲がとても良いのです。

よく喧嘩した店長ともスキーに一緒に行ったり、飲みに行ってはそこで喧嘩もしていました。まさしく濃厚接触なのです。今の時代ではこれもアウトですかね。

でも私は振り返ってみて思うのはこの時代、パワハラもセクハラも労働基準法も無かったでしたが、(労働基準法はありましたが)

この時代で働けて良かったとも思っています。同期で飲んでは今の仕事の事、これからの生き方、先輩後輩とも様々な話を夜遅くまで、時にはスキーや温泉に行って語り合いました。

1棟目契約K様の話に戻ります。

この店長とは結構議論したり、言い合ったりしました。タイプ的にとても真面目に仕事と向き合うタイプでどちらというと何時間でも、

何時まででも働くタイプの人でした。以前お伝えしましたが当時私の会社には「労働基準法」はなかったのです。笑


そんなことは無かったのですが、のちに日本のどの企業にも「労働基準法」がある事を知りました。笑 何時でもこの店長は働くのです。

22時からミーティングをやろうとしたりしていました。同期情報では24時ミーティングスタートなんていう店もありました。

今なら完璧アウトですよね。笑  これも今考えるとその店の店長は一旦店を出て家に帰って家でご飯を食べて、当時小さかった子供をお風呂に入れてから

また店に23時ごろ戻ってきて、24時からミーティングをしているのですはないかと。都市伝説的な話も流れていました。再度言います。今ならパワハラです。笑

私はこのいつまでも無限に働く働き方が大嫌いでした。よく店長に当時放送していた久米宏のニュースステーションに間に合う様に帰りたい。

住宅バカ、又はバカ住宅になりたくない。

いつまでもこんな仕事続けるつもりはない。と言い合っていました。なんとまぁ〜生意気な新入社員でしょうか。店長はいつも「辞めちゃえよ〜」

「辞めて大阪帰れよ〜」と言い返してきました。すると私は「いずれはやめるのですが、今じゃないんですよ〜」とこれまた恐ろしく生意気でした。

でもこの店長今から考えるととても我慢強く私を見ていてくれました。去年定年を迎えられて飲んだ時も言われていました。

「お前本当によく頑張ったなぁ。俺の部下で1番そこまで上に行ったやつはお前だけだよ。よくやったなぁ」と。今ではLINE友達です。

時々私から
「生きています〜? 相変わらず即身成仏みたいな生き様ですか?笑」とLINEすると

「アホやな。生きているで〜」と

別の人の定年慰労会でまた今月末お会いする予定です。

《人は人の中でしか成長出来ない。》

これは真理だと思っています。

次回へつづく

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