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【プレゼンや面接の際に役に立つ】5分で読める 話し方の技術シリーズ①


「どうやったら、上手に話せますか?」という質問


フリーアナウンサー、ナレーターの壽老(じゅろう)麻衣です。

福岡県のRKB毎日放送の局アナを経てフリーとなり、現在は東京キー局関連会社の事務所に所属。主にTBS制作の番組やイベントなどにアナウンサーとして携わっています。

さて、上記は、講師を担当している講座の学生や、交流のあるビジネスマン・ビジネスウーマンの方々からよく聞かれる質問です。

私自身、日々勉強中の身ではありますが・・・
よく尋ねられることでもあるので、10年間アナウンサーとして働いてきて気が付いたことや、皆さんにとってお役に立ちそうな情報を共有できたらと思っています。

話し方のコツは、一度には書ききれないほど多くあるので、シリーズにして、一つずつアップしていきますね。

かつ、お忙しい方でも気軽に読めるように、3分くらいで読める内容にまとめています。

気になる方、ぜひチェックしてみてくださいね。

意外と大切なポイント



滑舌トレーニングや発声トレーニングなどについてもいずれ触れようと思っていますが、専門的な話に入る前に、個人的に、実は基本的なことでもあり、印象を良くするうえでも大切だと思っていること。

それは「姿勢」です。


「メラビアンの法則」

をご存知の方も多いと思います。

コミュニケーションにおいて、言語より、視覚や聴覚などの非言語的な情報が優先される、というものです。
聴覚情報を良くするための滑舌・発声トレーニングなどももちろん大切ですが・・・ぱっと見たときの印象、つまり視覚情報も非常に大事なのです。

視覚情報といっても、姿勢以外に、表情や目線の動かし方など様々ですよね。

その中でも、話し方を良くするための近道として、まず最初に姿勢を意識するのがポイント。

というのも、

①姿勢を良くする=背筋を伸ばすことで、肺から声帯へと空気が通りやすくなり声が良くなる

②姿勢を正すことは、視覚的にも堂々として自信があるように見える

=まずは姿勢を良くすることが、視覚的にも聴覚的にもプラス、一石二鳥の効果があるのです。

姿勢を良くするポイントなど


個人的におすすめなのは、

①頭のてっぺんから体にかけて、上から糸で吊り下げられているのをイメージ

②体に力を入れ過ぎず、力みを抜いた状態でリラックス
(力み過ぎると疲れて体にも負荷がかかるので逆効果)

③自身が思う「綺麗な姿勢」を撮影してみて、客観的に見てみる

中でも③が一番大切だと思っています。

私の経験

私自身、中高時代は姿勢が悪く、母からよく「こら、猫背になっているわよ!」と注意されていました。
勉強したり、デスクワークをしたりしていると、どうしても姿勢は悪くなりがちですよね・・・!

そんな私でしたが、アナウンサーを志し、大学二年生のときから、テレビ局で学生アナウンサーの仕事をしたり、アルバイトの一環で、バラエティ番組でアシスタント業務をしたり。
初めて人前に立つという経験をし、それをきっかけに意識が大きく変わったように思います。

それまではほとんど気にしていなかったのですが、というより気にする機会があまりなかったのですが・・・
テレビ画面に出る=客観的に自分を見るということを通じて、自身の所作、客観的に綺麗に見える姿勢や歩き方などについて、初めて考えさせられたのです。

自分では綺麗な姿勢でいたつもりが、画面上で見ると、あれ?と思った経験もありました。

自身のイメージと、客観的にどう見えるかは、やはり違うんですね。

そこで皆さんにおすすめなのが、スマホで写真や動画など、自身を撮影してみること

自身を客観的に見ることで、どこを直せばよいかなど、初めてわかることも多くあります。
反り腰、猫背など、人によって直すポイントも様々なので、まずは客観的に自分を見てみること。

今はスマホで気軽に撮影できるので、お悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。

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