【諦めるな!】遺伝は後から変えられる!?
皆さんこんにちは!じゅんです!
今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!
みなさんにはこんな経験がありませんか?
・親がバカだから自分もバカだ
・自分がセンスないから子どももセンスない
・家系的にみんな頭の回転が早くないから困っている
僕はありがたいことに良い家族に恵まれていて、自分に足りていないと思う部分は努力不足、自己責任だと思えています。ですが、当然ながら少しくらい
・親の背が高ければ・・・
・もっとカッコイイ両親だったら・・・
・高学歴な祖父母、両親、兄弟だったら・・・
だなんて思わなかったわけではありません。
これまで生きてきた中で(特に思春期あたり)そんなことを考えたことがあります。
そんなふうに、僕たちの周りには「遺伝」という絶対的な要素がありますよね。そしてその「遺伝」によって僕たちのほとんど全てが決まる。そんなふうに考えがちですよね?
ですが、この遺伝って実は生まれた瞬間に確定するわけではないんです。
生まれた後の生活や環境、行動によっても十分に変化が起きるというのです。
今回はそんな後天的な要素についてのお話をしようと思います。
決してサラブレッドでなくたって、秀でることができる。そんな希望を持って読み進めていきましょう!
遺伝子の発現
本題に入る前に、大切な(でも少し難しい)話をしておきます。それが遺伝子の発現というものです。
僕たちの遺伝子の情報は、受精した20〜24日の間でほぼ決まってしまい、その遺伝子情報に基づいて、子供の脳や体が形成されていくそうです。
つまり、子どもが子どもとしての形を形成するよりも前にどんな子どもになるかが決まるということです。
だから背が高い両親からは、背が高い遺伝子(父)と背が高い遺伝子(母)を受け継ぐ可能性が非常に高いため、背が高い遺伝子(子ども)が生まれるのですね。その背が高い遺伝子情報に従って体が形成されます。
脳も同様のことが言えます。だから頭の良い両親からは頭の良い子どもが生まれやすいというのもまた事実なわけです。
これが遺伝子の発現というものです。
エピジェネティクス
とまあ、ここまで聞くと「結局世の中不平等じゃないか!」という話になりますよね。まるで、上流階級は上流階級、下流階級は下流階級のまま分断されたような感じ・・・。
ですが、実際はどうでしょう?
たとえ少数かもしれませんが、世の中には決して優秀な親から生まれた子どもだけが活躍しているというわけではありませんよね?
そう、別に親がAだからといって必ずしも子どもがAになるとは限らないのです。BだったりCだったりと、その後に変化することだってあるんです。
少し口は悪くなりますが1つの例をあげましょう。
お世辞にも頭が良いとはいえない父母から子どもが生まれました。
その父母は中卒で勉強なんて全くできません。
しかし、その子どもは仲の良い友人と一緒に勉強をしていました。なかなかすぐに賢くはならないものの、そうやって一緒に頑張る仲間が増えて行く中で着実に力をつけていき、賢くなっていくことができました。
この状況はまさに親がバカであったのにも関わらず、子どもは賢くなった、と言えますね。
このように、後天的な外部環境によって遺伝子の発現が変わることがあるのです。今回の例でいえば、仲間と勉強を頑張ったこと(後天的な外部環境)によって、賢くなった(遺伝子の発現が変わった[バカであったものが賢くなった])のです。
このことをエピジェネティクス、後生遺伝学と呼びます。
そしてこれこそがこの記事で最もお伝えしたいことです。
スイッチの存在
このエピジェネティクスにはスイッチのようなものがあるんです。つまり、オンとオフがあるということです。
僕たちは親から全てのDNA、遺伝子を受け継ぐと思いがちですが、実はそうではありません。親から受け継いだ遺伝子は持っている全てが発現するわけではないのです。
先ほどの中卒の親の例に戻りましょう。
もしかすると、その両親は実は勉強が得意な遺伝子を持っていたのかもしれません。ですが、それをオンにしていなかったために中卒という学歴で留まってしまったという可能性があります。
そのため子どもが勉強を頑張っていくにつれて、だんだんと賢くなっていきました。
この事象をエピジェネティクスの視点から見るとこうなります。
子どもが元々持っていたがオフのままだった勉強が得意という遺伝子のスイッチがオンになり、勉強ができるようになった。
逆に一見痩せている両親でも、2人に太りやすいという遺伝子があったとしましょう。その子どもにも当然太りやすいという遺伝子が組み込まれます。
最初はそのスイッチがオフであったとしても、その後の生活によってオンになる可能性はあります。
その結果、両親は痩せているのになぜか子どもだけが太っている。
「あれ?両親は痩せているのに・・・何で?」という状況になることだってあるのです。
これこそが冒頭でお伝えした「生まれた後の生活や環境、行動によっても十分に変化が起きる」の答えです。
親が賢くないからといって自分が賢くなれないわけではありません。
親にセンスがないからといって自分にセンスがないわけではありません。
良く言えば、逆転の可能性は十分にあるということ。
悪く言えば、悪い状況なのは自分のせいであるということ。
こんな二面性があると言えるかもしれませんね。
少し話が長くなってしまいましたので、ここらで一旦まとめますね。
僕たちの遺伝子は親から受け継ぐものである。
しかしそれら全てが発現されるわけではなく、遺伝子を持っているがオフになっている場合がある。
よってそれを望むなら生活や環境、行動を変えてその遺伝子のスイッチをオンにすればいい。
そうすれば実は眠っていた才能が動き出すかもしれない。
このようになります。
もちろん、本当にそのように望む遺伝子情報を持っていない場合はあるかもしれません。ですが、だからといって何も行動しない方が損だと思いますので、スイッチをオンにする努力をしない理由はないと思います。
スイッチのオンオフは引き継がれる
最後におまけで朗報を一つお届けします。
それが、スイッチのオンオフは引き継がれるということです。
例えば自分の親は太っていて、それが嫌で自分は健康体をキープしている。
それによって太る遺伝子のスイッチをオフにすることができた。
すると、その状態で生まれた子どもも太るスイッチがオフになっている。つまり太りにくい子どもが生まれてくるということになるわけですね。
逆も然りですので、子どものためも考えて日頃の生活に気をつけたいものです。
ですが、自分が自分のためにやっていることが次世代にも影響を与えると考えると、より大切にしなきゃな、と思いますよね。
ということで、スイッチのオンオフは引き継がれるということも知っておいてください!
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回は遺伝後から変えられるという内容の記事でした。
では、振り返りをしていきましょう!
遺伝子の発現
遺伝子の情報は受精後20〜24日でほぼ決まり、その遺伝子情報に基づいて脳や体が形成されていく。これを遺伝子の発現という。
エピジェネティクス
しかし生まれた瞬間に全てが決まるわけではなく、遺伝子の発現が後天的な外部環境によって変わることもある。このことをエピジェネティクスという。
スイッチの存在
そのエピジェネティクスにはスイッチのようなものがあり、オンとオフがある。
つまり◯◯になりたいと願い、行動すればその遺伝子を持っている場合はスイッチがオンになり、そうなれるかもしれないということ。
それまでオフであったスイッチがオンになる、そんなイメージである。
スイッチのオンオフは引き継がれる
そこでオンになったスイッチは次世代の子どもにも引き継がれるため良いことも悪いことも次へと繋がってしまう。
今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!
ではまた!
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