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【方舟に本を】未来に残したい本を選ぶなら?〜教養を鍛える編〜

もしも、今の文明が
大災害や隕石や疫病で
滅んでしまうなら、
その時は、後世の人々に
お勧めの本を残したい。

大災害や隕石でも壊れない
頑丈な金庫に本を入れ、
地中深くに埋めて、、、。

前回は、サバイバル生活を 
心から支えてくれる5冊を
選びました。
『北斗の拳』武論尊、原哲男。
『サバイバル』さいとうたかを。
『古事記』
『方丈記』鴨長明
『方舟さくら丸』安部公房

今日はもう少し、
荒廃した世界のサバイバルとは関係なく、
もっと人間の教養を伸ばし、
鍛える本を選びたいと思います。

教養を鍛える、といっても、
私がそもそも読めない
カントやハイデガーや
西田幾太郎らの哲学は、
ちんぷんかんぷんで、
中身もわからないので、
他人さまに勧めたりできない…。

そんな訳で、私の頭でも、
ギリギリわかるような本を
選んでいきたいと、、、。汗。

人間らしい人生を生きる力を
自覚するのに、 
まず浮かぶのは、
福沢諭吉『学問のすすめ』です。

これは、勉強しようという
本ではありません。
人生の価値は何だろうか?
という永遠のテーマを
諭吉翁がわかりやすく
指南してくれる本です。

未来の人に読んでもらいたい
と頭に浮かぶのは、
数年前に漫画化されて
ベストセラーになった
『君たちはどう生きるか?』
吉野源三郎。
世の中とは何か?
生きるとは何か?
人はどんな役割を果たすのか?
そんな根本的な話を
教えてくれますね。

人生を教えてくれる本、
というイメージでは、
昭和の文学者・小林秀雄の
『考えるヒント』も。
特に2巻、3巻はいい。
近代文学者で、
「知る」と「わかる」の違いを
小林秀雄は疑い、考えた
代表的な一人でした。

現代みたいに、
単に知ることと、
本質を見極めることが
こんがらがっている時に、
どうしたら本質をいつも
見極められるか、ヒントが
詰まっている本です。

さて、漫画で、教養を鍛える
作品て、ないでしょうか?

もしかしたら、
浦沢直樹『マスター・キートン』
かもしれません。

サバイバル術、
歴史学、
あらゆる雑学などを身につけた
キートンが繰り広げるドラマは
ほぼ1話完結の読みやすさ。
全14巻ですが、あっと言う間に
読めるのは、浦沢直樹が
大ブレイクした原点だからかな。

未来人に残したい
教養を鍛えられる本、
4タイトル、浮かびました。

『学問のすすめ』
『君たちはどう生きるか?』
『考えるヒント』
『マスター・キートン』

今日はこんなところかなあ?
うーん、あと1冊、、、
あ、思い浮かびました。

色川武大、
別名、阿佐田哲也さんの
『うらおもて人生録』。
教養というよりは、
色川武大が
自分の波乱万丈の人生で
身につけた人生のしのぎ方が
わかりやすく、
中高生に語るように書いています。

未来人に残したくて、
ノアの方舟としての金庫に
入れたい本、5冊決まりました。

『学問のすすめ』福沢諭吉
『君たちはどう生きるか』
吉野源三郎
『考えるヒント』小林秀雄
『マスター・キートン』浦沢直樹
『うらおもて人生録』色川武大

こんな感じでどうでしょうか?
他にもっといい本、
残すべき本があるよ、
という方は、忌憚なく
お聞かせください。

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