本を買いたくなるメカニズムは?

書店には、何万冊もの本がある。
その中からふと目についた本を買いたくなる
メカニズムってなんだろう?

書店には、何万冊もの本がある。
その中からふと目に留まり、
カバーやオビや冒頭を見て、
一冊の本を買いたくなる。

この心理、この衝動、
ずっと自分には当たり前過ぎて、
ちょっと考えた事がなかったです…。

今日は、初めての作家を買いました。
小川哲『ゲームの王国』。
(ハヤカワ・ミステリー文庫)

内容は、SF。舞台は海外。
普段の私なら手をださない。

なぜ、今日に限って買ったのだろう?
読みたくなったのだろう?

去年のミステリー雑誌で話題になってました。

それに、オビでは宮部みゆきと伊坂幸太郎が
推薦文を寄せている。ハズレな気がしない。

でも、去年末、紀伊國屋書店で最初に
平積みで見た時は、買いたいと思わなかった。
衝動は起きなかった。

なのに、今日は買いたいと思ったんです。
違いは何だろう?

今日の書店の並べ方が良かったかもしれない。

それに年を跨いでもまだ平積みで売れてるなら、
中身も信頼できるかな?と…どこかで思ったかな?

海外舞台の、SFを買うと、
「本格インドカレーを食べて、
反動で普通のカレーが食べたくなるように」
ふだん馴染んでる作家の本が欲しくなる。

結局、向田邦子『夜中の薔薇』を買って
バランスを取った。

1冊の本を買うかどうか?
衝動をめぐる心理学でしょうか…。




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