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【読書】飽き性な私の読みかじり日記。今月一番感銘を受けたのは千葉雅也さんの『現代思想入門』

7月はどんな本を読みかじったか?
記録しておきたいと思います。

私の読書方法は、飽き性からか、
決して最後まで読み通す訳ではなく、
読みかじった、というべき代物ですが、(汗)。

7月1日
幸田文『幸田文 対話 下巻』
対談の相手がみな豪華でした。

7月3日
カズオイシグロ『日の名残り』
毎回、冒頭で閉じてしまう(汗)

千葉雅也『現代思想入門』
今、私たち人間が置かれてる
リアルが一遍にわかる入門書だ。

7月7日
カミュ『ペスト』
光文社文庫バージョン

新潮文庫は言葉使いが古すぎる。
岩波文庫は古すぎないけど、
頭に入って来づらい。
そこへ、非常に読みやすい訳本が
でてスラスラ読める。

7月8日
吉本ばなな
『デッドエンドの思い出』
「いやし」という効能を
文学で開発した元祖はばななさんだ。

7月9日
高山羽根子『オブジェクタム』
数回前の芥川賞作家の
若い時代の作品ときいて、
ややなめていたかも。
受賞した作品より良かった。

7月11日
森鴎外『雁』『舞姫・阿部一族』
『ウィタセクスアリス』
鴎外没100年と聞いて、
代表作をパラパラ。

7月12日
島田潤一郎『明日から出版社』
宇田智子『本屋になりたい』
本好きはこの世にたくさん
いるんですねえ。

7月15日
千葉雅也『勉強の哲学』
勉強ってなんのためにするの?
と聞いてくる子供には
これを読ませたら、
グーの音もでないですね。

7月16日
池谷裕二『受験脳の作り方』

7月20日
佐藤正午『小説の読み書き』
色々な名作を達人・佐藤正午は
どう読み解くのか?

7月21日
窪美澄『晴天の迷いクジラ』
井筒俊彦『ロシア的人間』
井筒さんにしては
親しみやすく書いた論考。
でも私にはまるで難解な哲学書(笑)。

7月22日
堀田善衛『めぐりあいし人びと』
堀田さんが戦中戦後に出会った
人物の思い出。それだけで
本になるんだから、
昔の作家は波乱万丈だなあ。

7月26日
小川哲『嘘と聖典』
窪美澄『さよならニルヴァーナ』
小川哲は才能あふれるSF作家ですね。
これからがますます楽しみ。

7月27日
岡本太郎『今日の芸術』
三島由紀夫『作家論』

岡本太郎の本は今なお新しい。 
いつ読んでも新しい。

7月29日
高瀬隼子『おいしいごはんが
食べられますように』
芥川賞に選ばれた作品。
最初は、グルメで癒しにかかろうと
いう魂胆かと思いきや、
もう少し深い話でした。

7月31日
中島京子『夢見る帝国図書館』
吉本隆明『悪人正機』

吉本隆明は吉本ばななさんの
お父さんでしたね。
今月は吉本親子の本に
手がのびた7月でした。


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