見出し画像

【企画】熱血ゲームクリエイターの企画の立て方

企画の立て方。

今日は、ゲームクリエイターで
みずから会社も起こした
熱血クリエイターから
教えてもらった企画の立て方を
ご紹介します。

前回は書籍編集者の
企画の立て方として、
2つの単語カードを準備し、
使いましたが、
今回紹介する企画立案方法は、
その単語カードを3つ使うような
イメージです。

さらに、アップデートされた
立て方になっている、
と言えるかもしれません。

とはいえ、
ゲームクリエイターの彼は
単語カードを使う訳では
ないのですが、
彼は今風にパソコンに向き合います。

そうして、
まずキーワードを入力します。
たとえば「死神」。

次に2番目のキーワードを入力。
たとえば「余命一ヶ月」。

死神のくせに、余命?
死神にも寿命があるの?
死神が死んだら、どうなるの?

…この組み合わせは
ちょっと、企画として
アリかも、というか、 
なかなか見込みがありそう(笑)。

しかし、まだまだ、
ありがちといえば、ありがちです。
 
そこで、3番めの
キーワードを打込みます。

さあ、これに企画の成否は
かかっていますよ。
ゆっくり目を閉じて、
深呼吸して、
頭をフル回転させます。

3番めは、
「ボーイズラブ」???
どうでしょう!?
これは、微妙かなあ。
 
もう一度、3番めは、
「世界戦争終結」

これはどうでしょう?  
今のご時世、みんなの関心は
高くなるかもしれない?

死神、
余命一ヶ月、
世界戦争終結、

ただ、こうして並べると、
ありがち!ですね。

まあ、私が今考えながら
書いている訳ですから、
すごい名案が出るはずがないかあ
(笑)。

この3つのキーワードで
設定や人物キャラを考えに考えて
インパクトを大きくする、
確実なものにするというのは、
映画業界では古くからありました。

たとえば、
主演:マットデイモン!✕
製作:コッポラ!✕
原作:世界的ベストセラー『三体』!

どうですか?
映画館の本編前の予告で、
この3つのキーワードの組み合わせで
アピールしているのを、
よく見かけますよね?

マンガ業界では、
よくKADOKAWAや講談社あたりが
この3つのキーワードしばりを
作品作りに活かしているようです。

今では、ライトノベルで
編集者がこのやり方を
作品作りに活かしている人も
少なくないでしょう。

ちょっと、やってみましょうか?
明治時代の伯爵の令嬢!✕
バンパイア!✕
恋愛もの!

うーん、
これはありがちかあ。
3番めのキーワードを
変えましょうか?

令嬢バンパイアが
殺人事件を解決していく、
つまり、
刑事や探偵もの!ではどうでしょう?

ふむふむ、ちょっとイメージが
わかってきました。
もうちょいかなあ。

明治時代という設定を
少し早めて、幕末にしましょう。

幕末の大奥の令嬢!✕
バンパイア!✕
倒幕派の武士!
この組み合わせで、
恋愛ものにするか?
令嬢も武士もどちらもバンパイアにして
バンパイア対決ものにするか?
いや、倒幕派はゾンビや悪魔にするか?

さあ、企画を立てていく楽しみに
ハマッていきそうですが、
とにかく、こんな感じで
どれかのキーワードを
変えていきながら、
自分のハートがズドーンと
撃ち抜かれるキーワードが揃うまで、
繰り返し、繰り返し、
キーワードをくっていきます。

まあ、セルフ麻雀みたいな
ものかもしれませんね。
すごいキーワードが来て、
ヤク満になったら、
大成功!という訳で。

これは根気と閃きが必要ですね。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?