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【薬味文化】おでんに辛子をつけるのは江戸料理の伝統?

もうすぐ52才になります。
東京で暮してる年数が
かれこれ34年になり、
故郷にいた年数を遥かに
超えているのに、
不思議なものですね、
食事文化は、ほぼ関西風。

食事の好みは小さい時に
決まってしまうんですね。

キャビアなんて
実家では食べたことがないから
道理で、美味しいと思う味覚が
ないのでした(笑)。

今回はおでん、
というか、おでんに
辛子をつける・つけないという
話について。

おでんって、すでに鍋の段階で
味として完成してますよね。
少なくとも私はそう感じて
食べてきました。

だから、そこへお出汁まで濁すような
辛子をつけるのはもったいない。

でも、東京の人は
おでんは辛子をつけて
初めて完成するものと
いわんばかりに嬉々として
辛子を皿の淵にべたあと
塗っているようで…。

偏見ですかね(笑)。

ちょっと調べてみました。
辛子を塗る由来。
江戸時代、
屋台でおでんを売ってた頃は
衛生的に危ない場合もあり、
殺菌効果の高い辛子をつけて
出していたんだそう。

熱々に煮込む料理で
殺菌しなきゃいけないって
どういうことかな(笑)?

それにしても、
江戸料理は、殺菌に気を使います。
生姜やワサビや辛子を付ける
「薬味文化」を残しましたねえ。

特に辛子。
トンカツにも辛子が付きますね。
カツと濃厚ソースだけで
もう十分に美味しく仕上がってるのに
関東人は辛子がないと
しまらないと感じるんでしょう。

関西では、少なくとも
辛子をつけないと始まらない料理は
余り思い浮かびません。

辛子は関東人の大好物である!!
というお話でした。

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