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うまく主張する人は〇〇〇な表現

あなたは、自分の主張を相手にうまく伝えられますか?
あなたは、相手の主張に丸め込まれていませんか?



ワタシは、自分の主張を相手に伝える場合に、
自分が主導権を取ろうとする傾向があります。

相手やシーンによっては、ワタシの事を、
「攻撃的」「威圧的」と感じることもあるでしょう。



逆に、
・ 上司や知人からの頼みを断れない
・ 言いたいことが言えない
・ 「本音を言っても仕方ない」とあきらめる
という人も多いと思います。



そのどちらでもなく、
・ 自分の気持ちや考えを大切にしつつ、
・ 同時に相手の気持ちや考えも尊重する、
・ 自他尊重のコミュニケーション
を、アサーションと呼びます。



アサーティブな自己表現を身につけると、
いろいろな効果が得られます。

・ お互いに率直な気持ちや
  意見を表現できる

・ コミュニケーションの後に
  爽やかな気持ちが残る

・ 意見が異なっても、
  双方が納得できる結論が見つかる

・ 違う意見を知ることで、
  自分の可能性が広がる

・ お互いの深い理解に基づく
  人間関係が生まれる

・ 一人で考えたとき以上の
  良い結論が見つかる場合も

平木典子「よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方」

サイコーですね。


そんな自己表現の方法を教えてくれるのがこちらの本。



さまざまなシーンを題材に、
・ 攻撃的な反応
・ 非主張的な反応
・ アサーティブな反応
を紹介しているので、
具体的なイメージがしやすいです。



アサーションは先天的な資質ではなく、
あくまで「スキル」なので、
いくつになっても身につけることができます。



その中でも、
すぐに使えそうなテクニックを2つご紹介。

それは、
「私メッセージ」と「DESC法」。



まずは、「私メッセージ」

たとえば・・・
✕ 「あなたは間違っています」
○ 「私の考えは、あなたの考えと違います」

「あなた」を主語にすると、
攻撃的な言い方になります。

「私」を主語にすると、
攻撃的にならずに、
自分の意見を主張することができます。

同じように、
✕ 「あなたの説明が分かりにくかったので、
   もう一度説明して頂けますか?」
○ 「私は、今の説明を十分に理解できていないので、
   もう一度説明して頂けますか?」

前半の言い方が違うだけで、
ずいぶんニュアンスが変わります。



次に「DESC法」。

D : Describe(描写する)
E : Express(表現する)
S : Specify(提案する)
C : Choose(選択する)
の頭文字を取ったものです。

例えば、
会議が長時間続いて、
終わる気配がない場合。

<攻撃的な表現>
 時間の無駄なので、会議をやめましょう。

<非主張的な表現>
 (黙って耐える)

<DESC法によるアサーティブな表現>
 会議が始まってから、
 2時間以上が経ちました。

 私が集中力が切れて、
 考えを整理できなくなってきました。

 各自の課題を持ち帰って、
 後日に再検討しませんか?

 もし今日中に結論が必要なら、
 しばらく休憩を入れてはいかがでしょう?



このように表現すれば、
無用にカドも立たず、
自分の主張したいことも伝えられそうですね。



ご興味のある方は、ぜひお試しください。

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