岸上純子/Junko Kishigami

建築家。本業は建築の意匠設計と設計教育。でも、まちづくりの中にある『モノ』の価値をもっと大事にしたいという思いがあり、まちづくりと都市経営に思いを馳せる今日この頃。 2020年1月からは毎月第二土曜日13時~17時で中津商店街にある事務所前で『ツキイチ屋台』の女将をやっています。

岸上純子/Junko Kishigami

建築家。本業は建築の意匠設計と設計教育。でも、まちづくりの中にある『モノ』の価値をもっと大事にしたいという思いがあり、まちづくりと都市経営に思いを馳せる今日この頃。 2020年1月からは毎月第二土曜日13時~17時で中津商店街にある事務所前で『ツキイチ屋台』の女将をやっています。

    最近の記事

    都市経営~小さくはじめた第一歩~②

    第一歩と書きながら、記事が二本に分かれてしまいました。 実は、自分自身、私の第一歩は「屋台を始めたこと」だと思っていました。 それは、スクールで大事だと言われる「稼ぐ」ということをやった第一歩だったからです。 でも、前回の記事を書くにつれて、その前段階でやった、アーケード撤去に伴う、いろいろな下準備や根回しが実は私の第一歩だったのかなと。 〇最初の一歩はもっと前??そう考えると、もっと前に、そもそも事務所をここに構えた時に、 「シャッター商店街をシャッター商店街でなくすため

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      • 都市経営~小さくはじめた第一歩~①

        先日、私も受講していた、都市経営プロフェッショナルスクールの今期(7期)の開講式合宿が富山で開かれ、私もアシスタントコーチとして参加して来ました。その時に受講生の方々の発表を聞いたり、お話している中で、自分が受講していた3年前(4期生)に考えていたこととその時始めた第一歩をもう一度振り返っておこうと思い、ひさびさにnoteを書くことにしました。 〇都市経営プロフェッショナルスクールとは都市経営プロフェッショナルスクールに関してはHPを参照ください。 また、プロスクールに私が

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        • 不動産のリノベーション活用における用途地域の壁

          地域活性化の視点も含め、近年、空家や古民家のリノベーションによる活用が各地で増えていますよね。 こういった動きに対して、空家対策に伴う空家の活用や、地域活性化という視点では、その建物がある行政との連携がうまくいけば、補助金もそうですし、事業用であれば広報に関しても行政が協力してくれることもあるので、行政も事業者側もメリットがある思うのですが、連携するためには、法を遵守していることが必要なため、そこを見落さないことが重要です。 そこで、いったい古民家改修にはどんな法律が絡ん

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          • ツキイチ屋台から①

            実は、一年ほど前から、私の住む大阪市北区の大淀コミュニティセンターが発行するニュースレター(年4回発行)にコラムを書かせていただいています。 3万部発行されているらしく、北区内のマンションを中心に配布されているこのニュースレター。どうしてもコミュニティー形成が難しく、地域と隔絶されがちなマンション居住者に対して、普段は気付かない北区の魅力を、さまざまな視点から掘り下げて伝えるニュースレターだという主旨を踏まえ、 このコラムを3か月に一回書く中で、「まちの魅力」という視点で思

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            • 古民家活用における都市計画区域の壁

              「都市計画区域」という言葉を聞いたことはありますか? 先日、この都市計画区域が古民家活用のネックになっているという話を、今うちの事務所の仕事として進行中の、古民家をシェアハウスにリノベーションしている現場を視察に来られた某役所の人と話す中で出てきて、なるほど。と思ったので書いておきます。 都市計画区域がネックで、市として活動を支援したいけどできない活用が多い、というお話です。

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              • 一級建築士が思う、食品衛生責任者という資格について

                私は現在、40年間シャッターが閉まったままだった、大正2年築の9坪ほどの木造建物「多忙飯店」を生まれ変わらせるべく、いろいろ進めています。どう生まれ変わらせるのかはまだまだ思考の途中なのですが、私自身が小さな飲食店が好きだということもあり、なにかしら飲食ができるスペースにしたいなと考えています。 とはいえ、私の本職は建築士。 大正2年築、築100年以上経った建物を建築として生まれ変わらせるのは得意ですが、食に関しては食べるばっかりで素人です。 そんな私が飲食を伴うスペース

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                • 民間がまちづくりプロジェクトを進める上で、地域(自治体)に求めるもの

                  先日、経済産業省近畿経済産業局さん主催の『関西から「キーパーソン」と考える、次世代の地域活性化 2nd。』というセミナーに登壇させていただきました。 大阪市北区中津から私が、福井県小浜市からアンドプレイス合同会社の高野哲矢さんが、兵庫県洲本市から株式会社シマトワークスの富田祐介さんが、「キーパーソン」として呼ばれ、それぞれの活動について20分程度ずつの話と、その後、赤メガネのお兄さんでおなじみの、NPO法人チュラキューブの中川悠さんがファシリテーターとして入って下さって、5

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                  • リノベーションをして古い建物を利活用しようと思っている人が知っておくべきこと②性能について

                    前回、リノベーションにまつわる法律について書きました。 建築の法律は基本的に人の命を守るために作られているので、守ることはとても大事なことですし、建築を所有する者として最低限の責任だと思います。 そして、その次に私が大事だと思っていることは、「人が快適に過ごせる空間なのかどうか」です。 〇人が快適に過ごせる空間とは建築に於いて、人が快適に過ごせる、というのは安全安心を確保した上でその次に重要なことだと思います。 私は建築の意匠設計をやっているので、もちろんデザインによる

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                    • リノベーションをして古い建物を利活用しようと思っている人が知っておくべきこと①法律について

                      うちの事務所兼自宅(SPACESPACE HOUSE)は、大正2年築の木造2階建て4軒長屋の2軒分をリノベーションしたものです。 「リノベーション」は、日本においても、かれこれ20数年行われてきており、住宅をはじめとする建築の在り方のひとつのブームとなっています。 建築がスクラップ&ビルドでどんどん入れ替わるのではなく、古くても価値あるものを使い続けていく、それも新築よりは手ごろな値段でそれが叶うというところはリノベーションのいいところだと思います。 RCのマンションの

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                      • まちづくりでお役所がやることはそこじゃない。と思うこと。

                        最近、なんだかな~という話を耳にした。 とあるまちのお話。 そのまちは、ここ最近得意分野の違ったたくさんのキーマンもいて、楽しくなりつつあるまち。

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                        • デザインへのお金の使い方のお話

                          先日の都市経営プロスクールの中でのお話。 「そのデザイン、その会社に頼む必要ある?」 凄いネームバリューのある人に頼むと、なんか安心だし話題になりそう?かもしれないけど、ほんとにそれでいいのか?というお話。 ネームバリュー分、だいたい相場よりも高いそれ相応の費用がかかる。 そりゃ、高いお金をかけて、その人が本気で実働してくれて、話題になったらいいけど、結局、その人に頼んだつもりが結局は誰か分からないその組織の人が実働しててその人は見てもないなんかは当たり前。 そんな

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                          • 都市経営プロフェッショナルスクールを卒業して2年が経って今思うこと

                            先日、都市経営プロフェッショナルスクールの2泊3日の修了合宿にOGとして参加してきました。 本当に、このスクールの存在は今の私にとってとても重要な場で、合宿にフル参加して興奮冷めやらぬ今の気持ちを書いておこうと思います。 「都市経営プロフェッショナルスクール」とは、「人口減少時代に地域を活性化する自治体の経営政策づくり」並びに「都市経営に資する民間事業開発」を支援するプログラムです。とHPに掲げているスクールです。 と言われてもピンとこない人も多いと思うので、そこは一度

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                            • 倉敷水島エリアの『臨鉄ガーデン』にインターンに行って

                              プロスクールの『教え』が見事に体現されている2021年、11月5日の金曜日。1年以上前からずっと行きたいと思っていた、岡山県倉敷市の水島地区というところで、されている『臨鉄ガーデン』に行ってきました。 『臨鉄ガーデン』は、私が昨年受講していた、『都市経営プロフェッショナルスクール』の大先輩である、三宅姐さんこと三宅香織さんが岡山県倉敷市の水島地区で取り組まれているマルシェイベントです。三宅姐さんは「水島家守舎NAdia」というチームを作り、そのメンバーでこのイベントを企画運

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                              • 「視察」に何を求め、求められるのか

                                コロナでなかなかいろいな場所に行きづらかったここ1年余り。あと数日で全ての規制が解除されそうとなったころ、急に「視察」の依頼を各方面から頂くようになりました。 「商店街の賑わい創出についていろいろお聞きしたい」というのが、ほとんどの先方さんの依頼内容。 ここで困る私。。。果たして中津は「商店街の賑わい創出」ができてるのか?「賑わい」って何?。。。。私は、誰かのためにやってるという感じでもないし、自分が楽しみたくてとっても小さな取り組みをやり始めただけなんだよな~。と。そん

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                                • 「まちづくりの根拠」という名の「言い訳」に使われがちなワークショップ

                                  今や、「ワークショップ」という言葉を聞いたことがない!っていう人はいないんじゃないかというくらいメジャーなワードとなった「ワークショップ」 今から15年前。私が修士論文のテーマを考えていた時のこと、「ワークショップ」というその言葉は、都市計画と意匠設計を学ぶ私にとってとても魅力的な言葉でした。 「設計段階から、ステークホルダーの意見を取り入れる」 建築家が、作家性やら独自性を売りにし、人のお金で「作品」をつくり、「先生」と呼ばれてしまうことへの抵抗感があった私にとっては

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