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たばこ屋さんでアレも売ってることが多い理由って「ほんまなん!?」

前回書いた、たばこ屋さんの「ほんまなん!?」に続くお話。

その日は、たばこ屋さんの話では終わりませんでした。

「昔(今でもあるけど)、たばこ屋さんでよく一緒に売ってたもん知ってるか?」

とまた、新たな問題を出されたのでした。

「お酒?」「駄菓子?」
とか答えてみたけどハズレ。

答えは「宝くじ」でした。

そう言われてみると、
昔、実家近くのたばこ屋に売ってた気もするし、なんか「たばこ屋」
「宝くじ売場」のサイズ感ってなんか似てる。

その方曰く、
「『酒とたばこと博打と女』って言うやろ?そういうのやるやつ一緒やから一緒に売ってたんか、どうやらたばこ屋やってたら、一緒に「宝くじも売れへんか?」って勧められたらしいで。今でも宝くじ売場はおばちゃん多いやろ?」

って。確かに〜。と思いつつ、ちょっと帰って調べてみた。

どうやら、宝くじの始まりは、またもや戦争の資金集めが目的だったようで、でもたばこよりだいぶ後の第二次世界大戦中。
政府は軍事費用調達のため、1枚10円で1等10万円が当たる『富くじ』「勝札(かちふだ)」を発売したそう。
しかし、抽せん日を待たずに終戦となってしまい、「負札(まけふだ)」と呼ばれるようになってしまったとか。

この時は、「政府」が発行していたのに対し、のちに全国自治宝くじというものができて、各地域における自治宝くじの連合ができるようになったそう。

で、その宝くじを販売できるのは、宝くじの法律「当せん金付証票法」(昭和23年施行)に定められた全国都道府県と20指定都市、つまり地方自治体。この地方自治体が、総務大臣の許可を得て発売元となって、発売等の事務を銀行等に委託しているそう。
その銀行から、さらに小さな宝くじ売り場のようなところに再委託するそうなんですが、その際にその再委託先の一つとして、各地域の「たばこ販売協同組合」がまとめて窓口となり、まちのたばこ屋さんに、売り上げの向上のために「宝くじ」の販売も勧めていたことから、たばこと宝くじが一緒に売られることになったとか。

そもそも、昭和20年に発売された最初の宝くじである「富くじ」は、1枚10円、1等10万円。カナキン50ヤール(※カナキン=金布、堅く縒(よ)った細い綿糸で、目を堅く薄地に織った布。)(※1ヤール=ヤードのことで、1yd≒0.91mmのこと)、ハズレ券4枚でキンシ(※たばこ)10本がついたそう。

そういう意味でも、たばこ屋さんが宝くじを売ってた方が都合がよかったのかもですね。

知らんけど(笑)

※参考 宝くじ公式サイト
 






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