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一つに絞れない自分を心から受け入れる

おはようございます。
香港もようやく今日から通常通りという感じで、ヨガクラスも再開。
忙しい生徒さんたちがリフレッシュして帰っていかれる姿を見て、良いスタートがきれました。

私は、今、陰ヨガとヒプノセラピーの提供を仕事にしています。
この2つについて、昨年からずっと悩んでいました。

私がこの道に入ったきっかけは、7年前に乳がんと診断されて、抗がん剤治療をうけ、心身ともにボロボロになって、うつ状態のとき、何気なく受けた陰ヨガクラスがターニングポイントとなりまた人生が少しずつうごき少しずつ回復したことに遡ります。
当時39歳だったので、若年生乳がんということになります。
お酒もタバコも吸わず、玄米菜食を実践していた私がなぜ癌に?遺伝性でもなく、子供2人も母乳で育てました。

アメリカの精神科医の先生が書かれた、ヒプノセラピーの「前世療法」という本にも記載があるのですが、「病気の原因を知ることで癒されたり病気が治ることがある」という言葉通り、「なんで私が?どうしても自分が癌になった理由を知りたい」と強く思っていました。原因がわかれば、対策も取れるし、そこを正せば、自分は治癒する、救われると思ったからです。

けれど、本当の本当の理由というのはわからないもの。

最終的に「私の癌は、自分の考え方やメンタルにも原因があるのでは?」というと考えに行きつき、様々な本を読み漁り、小さな頃からずっとずっと抱えていた、不安感や自信のなさ、恐れ、自分を責めてしまう癖など、自分の中にある考え方が自分の発病に大きく影響しているに違いない!と思うようになり、そこを改善して楽しく生きていきたい、とNLP(神経言語プログラミング)を学ぶことになりました。

結論から言うと、それが原因だったのか、どうかは今でもわかりません。

でも、病を経てもなお生かされているこの人生を、以前よりは確実に、健やかに楽しめる自分になってきました。
NLPの延長線上で、ヒプノセラピーに出会い、今の自分の価値観や思考パターンの源となっている幼少期、時には影響を及ぼしている前世の記憶にアプローチすることのパワルフさに魅了されてヒプノセラピーのセッションを行うようになりました。

昨年は、とにかくヒプノセラピーにかかわる時間を優先して取り組んでいました。
そして、私の中でのこれまた思い込みなのですが、ヨガとヒプノセラピー、どちらかを選ばなければいけない、それならば、より根本的に心にアプローチすることで、パワフルな効果のある、ヒプノセラピーにシフトしていきたい、と思っていました。私自身、6年間毎日ヨガをして、心身ともに安定してきたものの、どうしても拭えなかった心の底にあった不安感と罪悪感、がヒプノセラピーで大きく解放されたからです。

昔から1つのことを極めた人(職人やその道のプロと呼ばれる人)に対して、強い憧れがあり、進路変更したり、複数のことを行うのは邪道、半端、という不要な思い込みが私の中にありました。一昨年、読んだマルチ・ポテンシャライトという本を読んで、ものすごく納得したはずなのに、行動、考え方は変わっていなかった
これ、結構、痛いと思いました。
やはり、本を読んだだけでなく、自分が実際動きながらやってみないと本当の意味では理解したことにならないのですね。

副業やキャリアチェンジがデフォルトになりつつあり、逆に一つのことだけをするのがリスクな時代、もしかしたら、私が悩んでいたこと自体が意味不明に取られる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、就職超氷河期時代に就職活動した世代だと、転職を繰り返したり仕事を変えたり、仕事をかけもちしたり、というのが自分は悪いともなんとも思っていても、親世代にちょっと後ろめたさを感じながら、説明をしながらやっていた世代(私は20代で2回転職をしましたが、親戚や親からは「またなの?」と言われました)というのも関係あるかも?と思いました。
私のように、頭では理解していても、心の底にまだそういう思いがどこかに残っている方もいらっしゃるのでしょうか?

ヨガとヒプノセラピー、親和性や共通するところもあるので、両方の実践者であることのメリットを活かしながら、受けてくださる方により効果や恩恵のあるセッションをお届けできるよう、変なこだわりは捨て、マルチ・ポテンシャライトタイプであることを受け入れて(こう書くと聞こえがいい)日々、こちらのnoteも綴っていきたいと思います。








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