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再会、価値観の違い。

マイアミリフレッシュ休暇から帰国。
果たして、彼らと一緒に働くことができるのだろうか、と
考えていた。

転職サイトをみながらも、特にピンとくるものがなかった。
自分が何がしたいのか・・・

1ヶ月ちょっとしてからだろうか、
マイアミのJ氏とYさんから連絡がはいる。
日本にいきます!と。
有言実行な人たちだな、早いなと感じた。

来日理由は、日本でオフィスを構えるため。
不動産紹介できないか?と聞かれた。
駐在外国人を対象の不動産の仕事をしている友人Tがいた。
彼に、相談した。
「なんか、あんま乗らないが、会ってやるよ」と言われた。

紹介して、物件を探し出した。
3日間くらいまわっただろうか。
あまり、J氏がピンとくるものがなかったらしい。
しかし、J氏は、友人Tをすごく気に入ってくれて、
彼を食事に招待したいと。

友人Tは、
「なんか、やっぱ乗らないし、あいつら気に食わね〜。おまえも彼らと関わるのやめたほうがいいぞ。おまえ、利用されているだけだぞ!絶対に彼らは契約しないぞ。もう時間の無駄」と言い放った。

自分は、そんな風には全く感じていなかった。
ただ、気分が悪いなと感じた部分はあった。

J氏は、視察でラーメン屋に行きたいといったので、
一緒に行くことになった。J氏、Yさんと3人でいき、
食べきれないこと分かっているのに、色んな種類のラーメンを頼む。
お店の人もびっくりだ・・・
ちょっとだけ食べて、残すのだ。そしてすぐお会計。
お店の人も心配で、声をかけてきた。
何か問題があったのではないか?と。
自分でもそんなお客様がいたら同じことをきいただろう。
視察で味見だったので・・・問題ないですと伝えたが、
心が痛んだ。

同じことが焼き鳥屋でも。
全部のメニューを頼む。が、ちょっと口をつけるだけ。
綺麗な食べ方とは言えなかった。
飲む量も半端ない。
自分は、残せない人なので、できる限りたくさん食べた。
文化の違いだろうか、価値観の違いだろうか。

J氏が、「俺は納得するまで追求するんだ。たとえば、俺がバーガーショップを出すとしたら、世界中回って、全部のバーガーを食べに行く。毎日バーガーを食べる。それができないようであれば、仕事はできない。」と。

そこまでしないとダメなのだろうか?
成功する、極めるには必要なのかもしれないが、
すぐに頭に浮かんだのは、「体がこわれる」だ。
彼とは、考え方も違うので、一緒に働けないと確信した。
J氏に、「ごめんなさい、自分はそのようには働けないです」と伝えた。

彼らが帰国する前に、どうしても、友人Tに会いたいと。
Tに連絡した。
「おまえが、あいつらと仕事しないと決めたなら、行ってやる。」
自分は、「もう一緒には働かない」と伝えた。

最後は自分の中で、恐ろしい会食会となった。
早い時間からのスタートだった。友人Tは遅れての参加。
J氏が、ウィスキーをボトルでオーダーしまくる。
どんどん注がれる。「飲め、飲め!」と。
もちろん彼らも飲んでいる。
自分も飲めるほうがだが、さすがに連日の外食と食べ過ぎで胃も疲れていただろうし、気遣いもあって、万全の体調とは言えなかっただろう。

友人Tが来た時には、限界で、ほぼ潰れていた。
Tが、「おまえ、もう帰れ!あとは、俺があいつらの相手をしておくから」と言われた。
意識が朦朧としていた。(これはあとから聞いた話だ、記憶にはない)

タクシーに乗り込み、家に帰ったようだ。
タクシーを降りた時に、ケータイを落としたようだ。
当時ケータイにロックをかけていなかった。
見知らぬ人が、拾ってくれて、最後に発信した友人Tに電話をしてくれたようだ。そして、彼が自分の携帯を受け取ってくれた。
拾ってくれた方にも本当に感謝だ。

記憶はないが、アパートまでは辿りついていたが、
ひどい状態だった。
友人Tが、家まで心配で見に来た。
鍵はもちろんかけていなかったようで、
ひどい状態で、倒れ込んでいたようだ。

全部片付けをしてくれたようだ・・・史上最低な出来事だ。
翌日から2、3日ボロボロだった。

自分の様子を見にきてくれた友人Tが、
「これで思い知ったか!俺の言った通りだ、縁を切れよ!」
「おまえは人を見る目がなさすぎる!まずは、静かに反省しておけ!」
と言われた。

友人Tの直感は正しかった、そして、自分を助けてくれた。

マイアミは終了した。
いい勉強になった。














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