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プロマイド店店員日誌

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#昭和スター

なんでもレトロと言わないでっ!

なんでもレトロと言わないでっ!

お久しぶりの店員日記。じゅんぷうです、こんにちは。

日本唯一のプロマイドのお店で
BGMの有線放送以外でアツくなったり
しみじみしたことをつづるnoteです。

先日、いらっしゃったお客様は
93歳になるというご婦人。
シルバーカーっていうんですか?
荷物を入れるスペースの上に座れるタイプの
シニア向けショッピングカートを
ガラガラと押して
お店の入口の段差をおいしょっと
乗り越えて入店されまし

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100年は夢また夢|プロマイド店は毎日が恋する季節#04

100年は夢また夢|プロマイド店は毎日が恋する季節#04

 1000年は一瞬の光の矢…松本零士「1000年女王」のポスターをお部屋に貼っていた小学生だった、じゅんぷうです(将来なりたいもののひとつはクイーンエメラルダスでした)。

 フリーランス業もしつつのお勤め先「プロマイドのマルベル堂」が、本日5月5日に創業100周年を迎えました。4月23日から東京タワーで「マルベル堂100周年記念展」も幕を開けたところでの、3度目の緊急事態宣言。現在、記念展も浅草

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プロマイド店店員の偏愛私物コレクション|プロマイド店は毎日が恋する季節#3

プロマイド店店員の偏愛私物コレクション|プロマイド店は毎日が恋する季節#3

 夫と息子も収集癖、じゅんぷうです。

 日本で唯一のプロマイド店「マルベル堂」でアルバイトを始める前から、お客としてプロマイドを買っていました。でもそれは大人になって名画座やミニシアターで60~70年代の日本映画を漁り見始めてからの話で、買っていた千葉真一さん、宍戸錠さん、川地民夫さんなどのプロマイドは、そんな古い映画の時代に撮影されたもの。現在10代~20代の昭和とかけ離れたヤングたちが80年

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WhyとWhoから始まる昭和スターは海を越えて|プロマイド店は毎日が恋する季節#02

WhyとWhoから始まる昭和スターは海を越えて|プロマイド店は毎日が恋する季節#02

日本で唯一の昭和スターのプロマイド店店員のおぼえがき。プロマイドを通してスターに思ったこと、お客さんとの思い出など、したためていきます。

プロマイド店のお客様には外国人も多い。かさばらなくて日本のカルチャーを伝えられるいいお土産、プロマイド。買っていってくれるのは、

1 浅草観光中にたまたま「超ウケる」「日本ヤバい」プロマイドと出会ってしまった外国人

2 ここを目指して訪れた、スターのファン

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