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若き音楽家のコンサートへ

若い。本当に若いトランペッター🎺のコンサートを聴きに銀座のヤマハまで行ってきた。

児玉隼人さん、14歳。中学2年生である。

ヤマハ銀座コンサートサロンHPより抜粋



ピアノやバイオリンなどは英才教育を受けた天才の子どもをたまに見かけるが、トランペットは珍しい。

我々の時代だと(かなり前💦)金管楽器は中学校の吹奏楽部で始める人がほとんどだった。最近は小学校にも吹奏楽部は多い。

彼は5歳の時にクリスマスにプレゼントされたコルネット(トランペットの一種)をおもちゃ代わり吹き始めている。次元が違う。。

吹奏楽器はある程度身体がしっかりと出来上がらないと普通はなかなかきちんとした音が出ない。持って生まれた才能はもちろんのこと、きっと親御さんや周りの環境に恵まれていて、無理なく吹けるようになったのだろう。

もちろん言うまでもなく、本人の努力や練習量も凄いと思う。

数々のコンクールで一位および最高位を受賞し、現在演奏家として活躍している。

SNSなどで最近よく見かけるので、一度生で聴いてみたいなと思っていた。

🎺


舞台の彼の姿は、まだ成長期で今どきの華奢な体型の普通の男の子だった。

奏法に力みがなく、とても音色が美しい。テクニックはほぼ完璧でフルートのように軽やかに吹いていた。

そして楽器を鳴らすだけにとどまらず音楽がきちんと作り上げられていて心地よかった。

コンサートでは彼はとてもリラックスしていて、曲の合間にMCをしておしゃべりをし笑いも取っていた。頭がいいのだろう。

ソロリサイタルとなると金管楽器はバテてしまいがちだが、途中でピアノ伴奏者のソロの曲があったり、また本人みずからがピアノを演奏したり😳して適度に唇を休ませる工夫をしていた。

さすがに2部の後半になると、多少バテているのかなというところも見受けられたが、アンコール曲のトランペットラブレターではピアニッシモのハイトーンを綺麗な音色できちっと決めて曲を終わらせ流石だなと思った👍✨

これから大人に成長するにつれ、体型も変わるだろうしどんな音を出し音楽を奏でてくれるようになるのかとても楽しみである。

クラシックの既成概念にとらわれることなく、このまますくすくと成長し、世界に羽ばたいてほしい。

陰ながら応援していきたいとおばさんは思っている🤗




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