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【77.水曜映画れびゅ~】"3 Idiots"~「きっと、うまくいく」は、魔法の言葉!~

"3 Idiots"きっと、うまくいくは、2009年公開のインド映画。
公開当時にインド映画歴代興行収入1位を記録した作品であり、世界中からも絶賛された作品です。

※現在、Amazonプライムにて視聴可能です。

あらすじ

日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。 抱腹絶倒の学園コメディに見せつつ、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。根底に流れるのは学歴競争。
加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマ。

Amazonプライムより

スピルバーグやブラピが絶賛した傑作!

傑作として名高い本作。

その評価は世界的で、日本では日本アカデミー賞優秀外国作品賞が授与されてました。

また、スティーブン・スピルバーグやブラッド・ピットが本作を絶賛したこともよく知られています。

ースティーブン・スピルバーグ
「三回観ました。感動的であり、メッセージ深くもあり、大好きです。」

Hindustan Timesより

ーブラッド・ピット
(2012年のインタビューにおける「最近観たインド映画はありますか?」という問いに対して…)
「一番最近に観たのは、アーミル・カーンが主演していた『きっと、うまくいく』だね。最高だったよ!」

IDiVAより

そんな本作ですが、私もSNSなどでその名を何度か目にし、また行きつけのミニシアターで復刻上映のポスターが貼られていたりもしていたので、気になってはいました。

ただ、インド映画というのはあまり馴染みがないもので、しかも上映時間が3時間もあるから…となかなか手が出せずにいました…。

しかしある時大学の先輩と飲んでいたら、その先輩がこの映画のことを絶賛していて、「私は復刻上映も見に行ったんだよ!」と熱く語ってくれました。

そんな先輩の熱意に押される形で、私はようやくこの映画に手を出すことができました。

明るさの中に、深いメッセージ性

「なぜもっと早く観なかったのだろうか?」と、見終わってすぐに思いました。こんなに面白い作品をこれまで敬遠していた自分が恥ずかしくなるほどの面白さでした。

なんとも、お手本のようなコメディ映画でした。

私の考えとして、「コメディ映画は、教訓映画でなければならない」と思っています。コメディは大人も子供も楽しめる作風なのだから、もちろん見ていて楽しいことは大前提であるとして、加えてそれだけの幅広い層に訴えかけるメッセージ性がなければ、淡白な映画で終わってしまいます。

その点から言えば、この映画は本当に素晴らしかったです!

インドという国を舞台にしながらも、多くの国が抱える学歴社会という問題を背景として、自分らしさや探究心、そして友情の大切さを、コミカルながらもまっすぐに伝えているこの映画だからこそ、私の先輩を含め世界中の多くの人に愛されているのだな、と納得しました。

観終わった後にあんなにも晴れやかな気持ちに浸れる映画というは、そこまで多くないように思います。

きっと、うまくいく!

そしてなんといてっも、邦題にもなっている"アール・イーズ・ウェル"きっとうまくいく(all is well)が今の私に勇気を与えてくれます。

実を言えば、この映画を観たのは今よりも少し前のことで、この映画についての記事も本来であれば3か月前くらいに出そうと思っていました。

しかし、先日投稿させていただいた記事にもあるように、個人的に色々ありまして、しばらくnoteからも離れていました。

そして、この度になって予定していた通りにこの映画のことを書こうと色々と思い出しながら筆をすすめいると、この"アール・イーズ・ウェル"きっとうまくいくという言葉が観た時よりも鮮明に私の胸に刺さりました。

これからは、不安で気持ちが晴れない時に、思い沈んで塞ぎ込んでしまいそうになった時に、ちょっと一呼吸おいて、胸に手を当てて"アール・イーズ・ウェル"きっとうまくいくと試しに唱えてみれば、いくらか気持ちが軽くなれるような気がします^^


前回記事と、次回記事

前回投稿した記事はこちらから!

これまでの【水曜映画れびゅ~】の記事はこちらから!

次回は、来年の米アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表にも決まった『PLAN 75』を紹介させていただきます。
お楽しみに!


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