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自信作

 小説にしても音楽にしても今まで「自信作です!」みたいなものを創れたことはないのです。創った瞬間はね「俺天才だな!」と思ったりするのですが、時間が経つと「そうでもなかった・・・」と反省する事ばかり。まあ、そうやって創作を繰り返していつか誰かに評価された時に「自信作」になっていくのでしょうね。

 さてそんな一瞬の栄光そのままに、今この一瞬「自信作」と言える曲が出来上がりました。タイトルは「Tokyo」東京出身レペゼン目黒の僕がこのタイトルで曲を作らないわけにはいかない!(思い込み(笑))と言う事で制作した楽曲でございます。

 トラックはギターリフ中心のハウストラックでノリノリで、リズムには2000年代前半のドラムロールを使っていて懐かしさも感じていただけるのではないかと。歌詞は僕が見てきた数年前の風景を語りながら東京の地名をちりばめています(なのでここは同世代の人だと共感いただけるかも)そして様々な人々の夢や恋の物語が交差する「東京」をポジテイブに表現しております。

 きっと聴いていただいたら元気になると思います。皆様この「自信作」ぜひ聴いてみてください。そのうちYouTubeにもアップいたします。

「Tokyo」

風が通り抜ける頃に
全ての夢が叶うように
星が輝くこの夜に
全ての恋が・・・

華やかな街に続く道
鼓動高鳴る六本木通り
朝まで踊ったクラブイエロー
カオタンは今もメローに営業

三宿通りにあったideeカフェ
初めてプレイしたDJ
下手くそなつなぎとスクラッチ
朝方に暴れる芸能人

あの頃に比べて今の俺は
少しはマシになってるのかな
稼ぐようにはなったとしても
夢は今でもポケットの中

この戦いはいつまで続く?
叶わないかもしれない
だけど諦めが悪いから
今もまたマイクを握って

振り返ることのない街
高層ビルの谷間に
誰かの夢が転がり
誰かが夢を叶えたり

溢れる出会いがある街
ありふれた路地の間に間に
誰かの恋が終わったり
誰かが恋を見つけたり

儚い恋に落ちた中目黒
毎週重ねた真夜中のデート
行きつけになった恵比寿のバー
君は今でも通っているのかな

たまに青山まで繰り出して
ラム酒飲んで酔っ払って
抱き合った僕の部屋は今も
変わらないままの代官山

噂話を耳にしたり
SNSで近況が見れたり
心は今でも疼いてるよ
その笑顔を思い出すたび

だけど訪れない偶然
きっと再会なんて全然
求めてない君はもちろん
だけどまだ期待している僕

振り返ることのない街
高層ビルの谷間に
誰かの夢が転がり
誰かが夢を叶えたり

溢れる出会いがある街
ありふれた路地の間に間に
誰かの恋が終わったり
誰かが恋を見つけたり

追いつかないくらいに変わりゆく
だからいつまでもいたいと願う
だけどどこか覚めていて
静けさの中に冷たさもあって

この場所には全てがあって
この場所には何もない
入れ替わってく人と人
景色も変わる day by day

誰もが何かに期待して
だけど多くは得られなくて
なのに離れられなくなって
喧騒すら愛しく感じて

そうここがTokyo city
毎日誰かが泣き笑い
無限に生まれる狂想曲
ずっとこの心をロックオン

振り返ることのない街
高層ビルの谷間に
誰かの夢が転がり
誰かが夢を叶えたり

溢れる出会いがある街
ありふれた路地の間に間に
誰かの恋が終わったり
誰かが恋を見つけたり

風が通り抜ける頃に
全ての夢が叶うように
星が輝くこの夜に
全ての恋が・・・

僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。