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(本)健康になる技術大全〜睡眠について

テレビ、ネットを開くと至る所に溢れる健康情報。
自身の健康に興味がない人はほとんどいないであろうこと、また、多くの人が何かしらの悩み・疑問を抱えているであろうことから注目度が高い故、新たな情報が出ては消えを繰り返しているのでしょう。

自分は今、身長175cmで体重が56kg。
時々マラソン大会に出ることもあり少し細身ではありますが視力が悪い以外、健康診断結果は極めて良い(A評価)というのがプチ自慢でございます。
ただ、今の体型と健康診断の結果。
入社時より体重は5kg以上落として維持していますし、血液の数値も良いです。
それなりに広く健康情報を勉強し、無理のない範囲で実践してきたからこその結果であると思っています。

健康が難しいのは、
・短期で結果が出ないこと
・個体差があり、絶対の回答がないこと
・健康に良いことは分かっても、継続が難しいこと
だと思います。

本書は、健康に関する学術論文なり書籍をまとめ、確度が高いと考えられる情報をまとめてくれているもの。
実際にレビュー作業をしたことのある人はわかるかと思いますが、文献を読んで一つにまとめるのはめちゃくちゃ労力がかかります。学術界にも、過去の同類の論文を取りまとめて結果や課題をまとめる”レビュー論文”なるものがありますが、後発の研究者にとってはめちゃくちゃ助かります。


健康には食事、運動、睡眠(休憩)の3要素が特に重要だと言われています。
今回は、特に睡眠に着目したいと思います。

睡眠の効果

なんで寝るんですか?と聞かれても、眠いから・眠くなるからとしか答えられなさそうですが・・・笑 睡眠により得られるメリットは大きく3つに整理されるそう。

①体の健康
細胞等の修復がなされるほか、免疫機能に影響する

②脳と感情を健康的な状態に保つ
記憶の整理や新しい学びの準備を行う

③起きている時の生産性を保つ
寝不足はマイクロスリープや集中力の欠如につながる

よく寝るには?

メディアなどでも紹介されている内容と重複しますが、以下の対策が推奨されていました。

・寝室にテレビを置かない、スマートフォンを持ち込まない=寝室は寝るためだけの聖域にする
・寝る前にスマートフォンを見ない
・起きる時間を一定にする
・寝る2〜3時間前には食事を済ませておく
・日中に有酸素運動をする
・寝る前に心を落ち着ける儀式を持つ
・アルコールとカフェインを避ける

で、どうする?

本書の優れている点は、習慣化をする時のコツにまで踏み込んでること。
これ・あれは体にいい!と言われて知識として持っていても、継続して実行し続けないと結果が得られないのが健康の難しいところ
本書は、そこもカバーしてくれています。
そのあたりの紹介は別な機会に・・。


自分が子供の頃は、
・卵は一日1つまで!
・バナナを食べると痩せる
・納豆に驚きの健康効果が
といったことが言われていました。
卵の話なんかは、今は否定されてますし、単品の食品を食べ続けても健康になれないことは、なんとなく分かってきているところ。
それでも、ある食品がテレビで取り上げられると翌日スーパーで売り切れが続出したり。

食事も運動もバランス良く、最新情報を得てこれだと思ったら、そのバランスの比重をちょっとずつ変えていく

それくらいのスタンスが大事なのかもしれませんね。


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