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字をまともに読めず、鏡文字を書いてたけど、今では毎日本1冊読めるように克服できた要因を考えてみた。

小学校4年生くらいまで、書かれている字を理解する事が難解でした。他の子に比べて2〜3倍かかっていたので、今思うと読字障害があったのだと思います。

読むことに問題があると、当然のように書くことにも問題があり、鏡文字になっていることが多かったです。

それが今では、平均して毎日1冊の本は読めている。鏡文字も無くなりました。

その要因を掘り下げて考えてみました。

書くことの克服

親が字に問題あることに危惧したのか、強制的に書道に毎週通わされていて矯正させられました。

字の書き方から正しい字とは何なのかを1つずつ教わり、何度も書いては修正を繰り返して覚えていきました。

イヤイヤでしたが、1年通った頃には、鏡文字を書いても気づいて直せるようになりました。

書くことに対しての克服は、まず書く量(機会)を増やすこと。正誤判定を自分でできるまでは字の上手い指導者についていくのが良いと思います。

3年書道に通って、鏡文字は直りましたが、人一倍の時間をかけて丁寧に書かないと読める字が書くことはできませんでした(笑)

まともに読める字を書けるようになったのは、六度法を学んだことです。覚えるルールが少ないこともあって、2、3週間で会得しました。
字を書くのが苦手な方は、一度試してみることをお勧めします。書店に行けば、練習帳も売られています。
六度法について概要を知りたい方は、下記のサイトをご参考ください。

読むことの克服

「平均して毎日1冊の本は読めている」と先に書かせていただきましたが、正確に言えば、今でも本はまともに読めていません。

文字を読もうとすると、頭が痛くなり、それでも我慢して読み進めると30分も持たずに睡魔に襲われます。

どうしているかと言うと、私は字を読んでいるのではなく、字から映像や絵、図など視覚的なことに置き換えて理解しています。

「りんご」と書かれていたら、「赤い果物」をイメージしているわけです。単語レベルで字とイメージのリンクを増やし、全体として文の意味を理解しています。

初めは絵本ばかり読んでいました。その次には漫画雑誌や漫画で書かれた偉人の伝記です。徐々に文字数の多いものに置き換えていきました。
長文を読めるようになったのはライトノベルの存在が大きいです。

ファンタジーである小説ほど、読者が理解できるように、具体的に、そしてわかりやすい言葉を選んで書かれている事が多いです。
さらに要所要所に挿絵が入るので、イメージもしやすい。

中には身の回りにある身近なものを例えで説明されることもあり、言葉を図に置き換える事が容易で、理解も楽でした。
ちなみに、初めてハマったラノベは「フォーチュンクエスト」。ストーリーもほのぼので可愛らしいイラスト。文章も平易で理解しやすく、文を理解する学習にも最適でした。

それから理解できる言葉が増えてくるうちに、達成感を覚えて楽しくなり、読書量が月に1、2冊から週1冊と増えていきます。読む量が増えるほどに理解できる言葉が増えてきて、毎日1冊は読めるようになったという流れです。

そういう克服方法なため、小説は頭の中で映像化して読めるので2時間もあれば1冊読めますが、専門書や自己啓発書など説明の多い本を読むのは苦手です。今でも小説を読む数倍の時間がかかります。
その類の本だと初めに「漫画でわかるシリーズ」や「図解シリーズ」がないかを調べて、あればそれから読む。なければセミナーや解説している動画を見てから読んだり人から教わって理解するようにしています。

同じ専門について書かれた本を複数買って補完しながら読むこともあります。

または読むのが苦手でも聞くのは、まだマシなので、オーディオブックにあれば購入して聞きなおすこともあります。

月々1500円のAudibleに加入しており、Audibleに無い本や声優さんでAudiobookの方を選ぶこともあります。
読む自体が苦手な方は、聞くことから始めても良いかもしれません。

最近聞いたのは、「同志少女よ、敵を撃て」、「ティアムーン帝国物語」、「京都寺町三条のホームズ」あたりでしょうか?小説が多いですね・・・・

「霊媒探偵城塚翡翠」シリーズ、「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ、「エフォートレス思考」、「自分の意見で生きていこう」

まとめ

書くことの克服について
・たくさん字を書くこと、そして字が上手い方の指導を受けることが早道
・六度法といった、短期間できれいな字を書く方法を身につける。

読むことの克服について
・字を絵など視覚に置き換えて理解する。初めは絵本など字が少ない本・ラノベなど挿絵の多い本から徐々に読むことに慣れていく。
・読む量を少しでも増やすことが理解できる量を増やしていく。
・文字が読めない場合、オーディオブックなど聞くことから始めるのも検討する。

最後に

本をたくさん読める(イメージとリンクして理解している)ようになったは良いのですが、字を一字一字と理解して読めているわけではありません。
一度読むだけだと誤読していることはありますし、書くことに関しては、誤字・脱字が頻発します。
繰り返し読んで理解にズレがないか確認したり、誤字・脱字も見直しますが、それでも発生します。誰しも読み違い書き違いはあるものです。ある程度は仕方ないと諦めています。

今回の話が、特に読字障害のある方の参考になれば幸いです。

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