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弱小の戦い方、勝ち方を兵法から学ぶ

500冊以上のビジネス書を読んだ私にとって最も参考になったのは約100年前に書かれた「ランチェスター戦略」と2500年前に書かれた世界最古の兵法書「孫子の兵法」の2冊の戦争戦略書です。

まさに命がけの戦争戦略書は、究極の実利書であり、勝利することが至上命題である、ビジネスや起業の現場では、必須のノウハウだと思います。

ランチェスター戦略については、別の機会にして、今回は世界最古の戦争戦略書「孫子の兵法」について、お話ししたいと思います。

情報こそが最強の武器


孫子は、戦争に勝つ上で一番大切なことは、「事前の情報収集」だと言っています。
敵の周辺情報など、細かい情報を収集することで、相手の弱点を突き、有利な戦いができます。ビジネスであれば、競合分析、世のトレンド、自社の強み弱み等徹底して情報収集してから戦いに挑むべきということでしょうか。

戦争でもビジネスでも、情報を持っているか否かは、生死にかかる問題です。事前調査で先に知る「先知」は、相手の弱点を突き、戦いを有利に持ち込む上での最強の武器になります。

勝つには、プロセスは不要。結果あるのみ。


戦争も、ビジネスでもプロセスは重要ではなく、求められるのは、「結果のみ」です。特に、起業家にとって「結果が全て」だと思います。金稼けない起業家は、まさに起業家失格

金を稼げない起業家は、そもそも起業家になってはいけない。社会にとって、迷惑な存在の他のなにものでもありません。

起業家として成功したいのなら、金に対する基本的な考えを変える必要があります。「きれいなお金」、「汚いお金」といった常識的な金銭感覚を捨てなければなりません。起業家は、戦争同様、金稼ぐ為、勝つためには、手段を選ばず、やるべきことはすべてやるしかありません。

スタートアップは、勝つ為なら,何でもありです。相手には弱みがあるのであれば,そこにつけこむべき。相手の裏をかき、「そんな卑怯なマネはしないだろう」と思われたら,あえて卑怯な手をつかう。戦闘能力があってもないように見せる、ある作戦を用いようとしているときには、あえてその作戦をとらない等。

敵にやられたら、死ぬ、国は亡びる。むしろ、無断な殺し合いを避ける為に、手段を選ばないというのは、必要な術。

理想は、「戦わずして勝つ」


戦争に勝つ上で最も理想的な勝ち方は、「戦わずして勝つ」こと。敵の友好関係や資源の協力関係を断ち切ることができれば、敵は戦うことができなくなる。戦闘は最後の最後の手段であり、戦闘に入る前に打つべき策を全てとるべき。究極の戦上手は、戦う前に敵の内部を分断させ、混乱させ、組織的に弱らせてから攻撃をしかける者

弱小には弱小の戦い方があります。弱小は、とにかく確実に勝てる戦い方をすべきである。場合によっては、兵力に劣り、勝ち目がなければ逃げた方が賢明です。

ビジネスも、戦争同様、「負けられない戦い」です。負ければ戦争同様、会社は潰れて消えてなくなり、自分自身、家族、社員みんな、あなたのせいで地獄を見ます。

気合と根性だけで乗り越えようとするのは最もダメな社長です。孫子の兵法は、頭を使い、勝てる戦いに持ち込むにはどうすればいいのかを教えてくれます。



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