長野とルアンパバーンと
昨年4年ぶりに俳句の結社の一泊吟行が長野で開催され、30人弱で小布施、善光寺を訪れた。
そして4年ぶりに結社会誌に10句を掲載する順番が回ってきたので、この長野吟行をテーマに10句をまとめた。
再会
はつ冬の赤きシートのKAGAYAKI号
冬日射すスノーモンキー三号車
鴻山の蒼き酒瓶冬日射す
地始凍る市村酒造場
再会の上座空けられ牡丹鍋
鍋蓋を開け再会を祝ひけり
隣席は無口なるひと冬はじめ
香煙に人に紛れて落葉踏む
灯籠に切子のガラス冬青空
冬の旅終はるレンズの蓋閉めて
振り返るとちょうど4年前の2020年の2月にラオスの古都ルアンパバーンを訪れ、その旅の10句を4年前の結社会誌に同じように掲載してもらっていたことを思い出した。
この4年の間に社会もそして私自身も大きな変化があった。
4年前は長年使用してきたガラケーからスマホになった。
それを機にマドモアゼル愛先生の動画と出会い、ホロスコープを学び、そこで出会った星読みのメンバーとSNSを通して学び合う機会を得た。
占いではない意識の学問としてのホロスコープを学び合うことを通して私の3室牡牛座太陽意識を意識するようになり、アセンダント水瓶座らしさを発揮してSNSを通してブログや写真で表現していく発信していくことの喜び、豊かさを意識できるようになった。
反面、9室蠍座海王星であり海王星の沼に入りこんでSNSはまりこんでしまい、結果的にストレート首となり突発性の眩暈などの神経異常を生じた。
トランジット天王星がネイタル6室獅子座天王星と長くスクエアであった期間と重なり、6室という健康状態の変化を通してSNSを閲覧する時間を制限したり、タッチ入力はできるだけ避けるようにした。
そして冥王星も何度か逆行をしつつも山羊座から水瓶座に移動し、自分で考え判断し、行動するという時代に突入した。
4年前のルアンパバーンはスマホで撮影し、長野はリコーのgrd4で撮影した。俳句は相変わらずかもしれないが長野とルアンパバーンでの十句と写真を味わいつつ、4年間の激しい時期を振り返ることができた。
春塵
零時過ぎたる立春の滑走路
初蝶やてのひら合はせコーブチャイ(ありがとう)
何をするわけでもなくて河のどか
凄まじき春塵に村塗れたり
これよりは舟のみ通ふ春霞
屋形舟春夕焼けに消えにけり
対岸は旅人の街春の月
太鼓鳴る春満月の村々に
喧噪の古都に戻りて夕永し
日本語の恋しくなりぬ春夕べ
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