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10月19日(木)今日のニュース・ダイジェスト/中国・習近平国家主席『一帯一路』を強調

こんにちは。キャスターの早川ケイです。今日のニュースについてお伝えします。以下は、10月19日のニュースの中からいくつかのトピックです。

本日のトピック3


  1. 中国の習近平国家主席が、巨大経済圏構想「一帯一路」の国際協力フォーラムでの演説で、一帯一路は「ハード面からソフト面の協力にも展開する」と強調しました。

  2. 福岡地裁で、車を運転していたナイジェリア国籍の男性(53)が自動車運転処罰法違反(過失致傷)などに問われた裁判の判決が出ました。

  3. 米下院のマッカーシー氏(共和党)が身内の同党議員から出された解任動議で議長の座から引きずり降ろされた様子を見て思い出した。マッカーシー氏はその数日前、2024会計年度予算を巡る共和党と民主党の対立で、両党の落としどころを探り「つなぎ予算」を可決させて政府機関の一部閉鎖を回避した。だが、要求が十分に反映されなかったため、共和党内から批判を浴びることになりました。

以上です。

✅今日の注目記事 一帯一路

今更ですが、一帯一路(いったいいちろ) って何ですか?

西安 シーアン 昔の古都・長安。まさにシルクロード

一帯一路とは、中国が2013年に提唱した、ユーラシア大陸を中心にアフリカや欧州などを結ぶ巨大経済圏構想です。

具体的には、陸路の「シルクロード経済ベルト」と海路の「21世紀海上シルクロード」の2つからなり、インフラ整備や貿易促進、資金往来を促進する計画です。

2023年時点でカザフスタン、キルギスタン、ミャンマー、パキスタンなど建設先現地民の強い反対世論に直面しており、中国に対する反感世論を世界に拡散する「反中の道」となりつつあると報じられています。

一帯一路は世界的に支持されていますか?

一帯一路に関連してこれまで3000件以上の協力プロジェクトが決まっており、国際社会においても注目されています。中国政府の李克強国務院総理は沿線国に支持を呼び掛け、100を超える国と地域から支持あるいは協力協定を得ています。

さらに、国際連合安全保障理事会、国際連合総会、東南アジア諸国連合(ASEAN)、アラブ連盟、アフリカ連合、欧州連合(EU)、ユーラシア経済連合、アジア協力対話、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)、上海協力機構(SCO)など多くの国際組織が支持を表明しています。

ただし、2023年時点でカザフスタン、キルギスタン、ミャンマー、パキスタンなど建設先現地民の強い反対世論に直面しており、中国に対する反感世論を世界に拡散する「反中の道」となりつつあると報じられています。

✅今日の見解📰

一帯一路のメリットとデメリットは?

シルクロード道沿いの国々にとっては、中国がインフラ整備のために資金を提供してくれるのでありがたい話です。

しかし、デメリットとしては、中国から借りたお金を返済できない場合、中国企業が運営会社を買収したり、使用権を差し押さえたりして、実質的に中国のものになってしまう可能性があります。

一方、中国にとっては、一帯一路のプロジェクトによってインフラ整備などの仕事を受注することで経済的なメリットが得られます。中国政府が提供した融資は利率が高いため、高額な利息を得ることができます。

もし、融資が返済不能になった場合でも、先述の方法で中国が元の権利を奪えます。さらに、中国を中心とした回廊を世界的に作り上げることができ、様々な国々に影響力を拡大することができると予測できます。

中国側にはなんらデメリットはありません!まさに中国にとっては素晴らしいことばかりなのです。 イタリアが財政難の中で一帯一路に参加しましたが、同じヨーロッパではギリシャのように重要な港湾の運営会社が中国に買収され、実質的に中国の支配下に入っています。スリランカの事例も同様で、中国の半植民地化が進んでいます。

これだけでも、中国帝国主義化の象徴と言えます。


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