夢枕

今日、夢に妹が出てきた。
妹と言っても猫。
残念ながら、今は天国にいる。

中学の時にペット可のとこに引っ越した時に姉が猫飼いたいと言い出し母が知り合いから生後3カ月の猫をもらってきた。

妹はなぜか僕にべったりだった。
家中、走り回って騒いでる時も僕の横に来ると大人しくなる。
なので、妹のテンションが高い時は母が僕の部屋に送り込んで黙らせていた。

実家が引っ越すことになった時、新しい実家はペット不可だったのでペットが可の物件を探して一人暮らしした。

男友達が遊びに来ると隠れ家から出てこないけど、女友達や彼女が来ると警戒心を露にしながら物陰から、こちらを窺う。

彼女とソファーに並んで座ると普段は膝に乗って来るのに二人の間に入ってきて箱座りして動かない。
箱座り、香箱座りとも言う座り方は画像のスフィンクスのような座り方。

彼女との間に入って座ると喉を鳴らしながら目をつぶって、
「ずっと、ここにいますけど？」
みたいな感じでしれっとしている。

無理やりどかすと、鳴きながら部屋をウロチョロしてドアに爪を立てて音を出し良い感じの雰囲気をぶち壊す。

中高校生の息子が彼女を連れてきた時に変なことしないか警戒する母親みたいな感じ。

『あのお姉ちゃんはお兄ちゃんにとって、とても大事な人なので仲良くして』

妹に言うと元気よく「にゃー」と返事してくれたが、彼女が泊まった翌朝、

「寝てる間に顔踏まれた」

彼女から苦情が。
妹が人間だったら、破局の原因になりかねない最悪な小姑。

妹が夢に出てきたのは今年の正月以来。
「浮気してないでしょうね！」
って、確認なのかな。