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シニアヨガの効果って実はすごい!?

シニアヨガ講座


村の公民館講座でシニアヨガを担当させていただいて今年で3年目。
今月よりまた今年度が開講しました。

開講の少し前に申込者のリストをもらうのですが、それまでは何人が申し込んでくれただろうかとドキドキ・・・
今年も定員に近いたくさんの方(3年間のリピーターさんも!)が申し込んでくださりとてもうれしいです。

毎回、開講初日には少し時間をいただいていろいろお話します。

まずは私の簡単な自己紹介から。
それからヨガが初めての方も、あまりヨガのことを知らない方もいるので、簡単に講座の目的を説明をして、その後は受講者の方にけがや講座の目的をお聞きします。
この辺はむしろ初日でしか話せないことなのでしっかり伝えて、ヒアリングをします。

貯金ではなく貯筋!


このクラスの大きな目的は日常生活が少しでも楽になるように体力をつけていくこと。
体力とは具体的に言うと「筋力」をつけること。
そう「貯筋」です!

筋力はだいたい30台をピークに低下していくと言われています。
そして特に60台からぐっと減少率が大きくなっていきます。

筋肉は日々合成と分解を繰り返していますが、
歳をとると合成が減り、分解の方が多くなるため何もしなければ上の図のように勝手に筋肉が衰えていきます。
それを止めるには筋トレしかない。
でもいいかえれば、筋トレをすれば何歳からでも筋肉をつけることができる、ということでこれは希望ですよね。

ここ雪国小谷村では年中除雪、草刈りが必要です。
シニアヨガの受講者はおおむね60歳以上に限定して募集していますが、ハイキングや散歩やサイクリング講などの多講座も受講している方も多く、それに加えて皆さん田んぼや畑も熱心にされています。
私なんかよりよっぽどアクティブでタフなスーパーシニアです。

だけど日常のそういった運動は主に有酸素運動で、筋肉を作るほどの負荷ではないんですね。
なので、今の運動習慣はぜひ維持していただきながら、+αでヨガを取り入れてほしい、と提案しています。

ヨガクラス写真はシャバーサナばかりというヨガあるある

ヨガは骨にも筋肉にもいい


ヨガにはいろいろな効果がありますが、柔軟性だけでなく筋力をつけることができるのがいいところで、これがストレッチとの大きな違いです。

ですので私のシニアヨガのクラスでは、積極的に筋トレ要素を取り入れます。
決してゆるゆるではなく、がっつりスクワットとか腹筋とかちょっと部活みたいな時間もあります。
ヨガっぽくなくても、安全で体に効く動きをどんどん取り入れたいと思っています。

そして実はこの適度な負荷というのは骨にもよくて、
骨の生成を促進し、骨粗しょう症の予防にもなるんです。

骨粗しょう症はカルシウム不足など栄養面ばかり注目されますが、
実は運動不足も大きな要因であるということはあまり知られていません。
クラスには実際に骨粗しょう症と診断された方も来られていますが、
骨粗しょう症は、背中や腰の痛みが続いたり、将来寝たきりになるリスクもあるとても怖い症状です。
なので「骨密度」を上げることはシニア世代にとってとても重要です。
ヨガで自重を使って、骨に適度な負担をかけて強くしていくことは十分可能だと思っています。


目指すはちょっとしんどいけどスッキリ


シニアクラスでは筋トレを重視しますが、1時間ずっとしんどいことはやってられないですよね。
ヨガの呼吸法や瞑想のリラックス要素を取り入れつつ、メリハリをつけるよう心掛けています。

そして何より、やっぱり楽しくないと何事も続きません。

ここに来たらヨガ友がいて楽しくおしゃべりして、
ちょっとしんどい部分もあるけど頑張って身体を一緒に動かして、
心も体も軽くすっきりして帰っていただけるような時間にしたいと思っています。

シニアヨガ受講者は、腰や膝・肩・股関節に問題がある方がほとんど。
個人差のある受講者さんを指導する難しさもありますが、人生の先輩方に教えられることがたくさんあり大きなやりがいを感じます。
どうやったらより良いクラスができるのか、よいクラスって何なのか日々模索中です。

生きてるかぎりは健康でいたい!とは誰もが思うもの。
いつまでも自分で歩ける元気な身体つくりをヨガでお手伝いしていきたいです。

先日のヨガの様子

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