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太い混血

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Juan.Bによる混血論。実質2013年から。
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2019年6月の記事一覧

困惑ならぬ混惑

俺は、日本における混血(ハーフ)を、何か日本社会に足りないものを見出させてくれるような、明るい存在だとは捉えない。

他の国での「混血」の扱いについてはここでは語らない。この足元の列島に這い蹲る俺含めた人々への文章である。

(例によって末尾に欲しいものリストと投げ銭コーナーを置いたので、この混血に金を握らせても良いという方は是非よろしくお願いします)

後ろ側直接的に抑圧してくる保守派や権力のこ

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生々しき混血(ハーフ)

混血は、「ポリティカルコレクトネス」ではない。

混血は、生々しい性の形である。

混血は、昨今の「単一・清潔・禁欲」的世界観に反する。

混血は、フェミニズムやそれら始め男女論・世代論の使徒ではない。

混血は、「綺麗」ではないのだ。

(例によって末尾に欲しいものリストと投げ銭コーナーを置いたので、この混血に金を握らせても良いという方は是非よろしくお願いします)

困惑させる混血「みにくいアヒ

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混血事始 二つまたは三つの混血(ハーフ)

まず、一文、言い訳を書きたい。

俺はこのNoteを始めるに至っても、色々悩んでいた。実際、混血を語ることなんて出来るだろうか?Twitterで140文字で逐一放言し続けるのは簡単だった。身の回りにネタは転がっている。しかしそれをまとめて説明をするのは……。関心のある人向けに言うならば、海外のネグリチュードやクレオール論がはるか以前に通り過ぎた地点で粗悪な「車輪の再発明」を繰り返しているんじゃない

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太い混血、再び

混血は、「そう」とされた者は、日々、自分の半分や何分の一かを試し続けている。何度も試して、元から平気であろうが既にボロボロであろうが、形が残った物だけを、社会にようやく嵌めている。

約一月ほど前から、「混血」、俺自身に関する何かを発信する媒体を持とうと奮闘してきたが、自宅サーバーを(今時)作るという方針を取り切れなくなったので、昔のブログを使う事も少し考えたが、結局形を少し変えて一旦このnote

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