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忘れられない言葉たち

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強く共感したもの。心を突き動かされたもの。また読みたいとふいに思い出す素敵なnoteを入れさせてもらいました。やわらかな言葉に、切なさに、激しさに、もう一度スキを。
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2020年9月の記事一覧

低空飛行のお弁当づくり #ハッピーになるかもしれない朝エッセイ

あまり大きな声で言いにくいご時世だけど、昨日は飲み会だった。 呑むのが好きなんで、次々に…

RUMI
4年前
72

”まだら模様”を抱えて。

「大丈夫」と「大丈夫じゃない」の狭間で、随分長いこともがいているような気がする。 「大丈…

200
碧月はる
4年前
37

よし子おばちゃんのおむすびと、大人になったわたしたち

「このおむすび、よし子おばちゃんが昔作ってくれたのと似てるな」 真っ黒のネクタイを少しだ…

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土に還る

別々で生まれてきたぼくたちは、ある日出会い、一緒に生活をはじめた。 労わり合い、励まし合…

あの時間、あの空間、たしかにあそこは”まほろば”だった。#ナイトソングスミューズ

私にとって書くことは、表現であり呼吸である。書いている間は、苦しみを何処か遠くに置いてお…

碧月はる
4年前
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思い出、道路に転がして

小学…何年生の頃だったろうか。 2年…いや、3年生だったかも知れない。 クラスに転校生がや…

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奏〜たったひとりのあなたに捧ぐ恋物語

何度季節が巡っても、あの日、あの駅であなたに手を振ったときの記憶は、鮮明に覚えている。 電車に乗って、遠い街に住むあなたに会いに行ったのは、たった一度きりだった。 ひとつひとつ、あなたの住む街に近づくたびに、心が弾んだ。 幸せな時間は、いつも終わりがある。 あなたの手を離さなければいけなかった瞬間、胸がギュッと締め付けられた。 時間が止まって欲しいと、あんなに思った瞬間はなかった。あなたの隣にいられることが、どんなに幸せなことなのか、一番感じた瞬間だった。 改札の前で、繋

なにもしない日を、どうか許したい

目が覚めて、今日はなにをしようかと考える。 カレンダーは8月のはじめ。朝の空は青く、セミ…

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私の体の70%

また始まった。 ずくんずくんと容赦なく突き上げる。 血管が波打ち、うねっている。 エアコン…

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その「ことば」は、ぼくには届かない

ものごとを全てわかったように話されるとこちらに届かない。 少なくともぼく場合は。そうじゃ…

『冷蔵庫の中から愛を込めて』2020.9.15

七屋 糸
4年前
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not too late

ドラッグストアに入ると、初老の男が店員に向かって怒鳴っている。大きな声なので聞き耳を立て…

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積み重ねた日々、不器用な乾杯

幼い頃から、人生は「本当」を探す旅だった。 ずいぶん大人になってからも、本当の目標とか本…

Mica
4年前
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「真っ白なものは、汚したくなる」なんてよくある意味深げな言葉に頷いて、潜めた欲望を露わにする。 人間って何て自分勝手なんだろう。 自分の新品な真っ白なシャツに、ランチのカレーを飛ばしたら焦っておしぼりで何とか拭い取ろうとするくせに。 「汚したくなる」なんて欲望を潜められるのは、自分が汚す側だと思っているからだ。 汚される側になったら必死に泣きそうな顔をしておしぼりで拭き取っている。 何やってるの。それ、自分の手で汚したんだよ。 でも、それは、わたしも一緒だった。 「あな