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研究とマミーブレインの共存は難しい

以前、女医の出産時期についての記事を書いた。

女医の出産するタイミングとしてオススメされる時期の一つに
『大学院在籍中』がある。

理由は


・臨床をしている時より時間に余裕がある
・休んでも他の医局員に迷惑がかからない
・夜間の呼び出し、当直がない
・座って作業ができるので、切迫早産のリスクが下がる

が挙げられる。

たしかにそうだろう。

しかし

・統計・データ解析
・研究結果をまとめる
・論文を英語で書く
・ジャーナルの規定に合わせ、細かいところまでチェックして投稿する
・revisionがきた場合は直して、再投稿する

これは最も脳みそを使う分野であり、かなりの集中力が要求される。

私の中では、日常業務<専門医試験の勉強<<研究の順で大変だ。
そして意図せず中断されるとかなり嫌。


そして一方、『マミーブレイン』という言葉をご存知だろうか?

マミーブレインー妊娠中・産後におこる物忘れや記憶力の低下、ぼーっとするなど、注意力散漫な状況


妊娠中に母親の脳は約4-8%も萎縮するらしい。その後、脳の萎縮は産後約6ヶ月で元に戻るらしい。


が!

直らない!おとぼけは直らない!!(私、子供が1歳になりました汗)

妊娠、出産のせいだけにしてはいけないとわかっているが、何したかったのかすぐ忘れるし、なんか注意力散漫だしで、おバカさんになったなぁとよく思う。元々ドジっ子なのに、ううぅ。

私は『研究とマミーブレインの共存は難しい』と感じているのだ。

そして第二子、第三子と母親業に慣れていればいいが、第一子の時だったら、妊娠も出産も授乳も子育ても、何がなんだかわからず不安でがむしゃらに頑張る毎日

そんな中、無茶苦茶脳ミソ使える?集中できる?

だから、妊娠中・産後に研究結果をまとめ、論文を仕上げる人は本当にすごいと思う!

かくいう私も実は産後2ヶ月で論文が通った。ほんとに赤ちゃんをお膝に乗せながら直した。でもね、minor revisionですぐ直せたからなの。

でも書いた論文は実はもう一本ある。

2回投稿して、どちらもreject...

次に出すジャーナルは決めたけど、またその投稿規定に合わせて微調整するのが、絶賛マミーブレイン継続中の私にはハードルが高い。高すぎる。。

やろうやろうと思いながら、ついつい短時間で終わることを選び、一日が終わる。

でももう何ヶ月放置してるんだー。

私、まだ子供を保育園に預けてないから、仕事時間の制限が大きいよなぁ、とかなんとか言い訳をしながら、今に至る。

みんな、頑張ろうね!


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