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生粋のディベターが見つけたITコンサルの遣り甲斐と喜び

こんにちは、アルベナ広報です!
社員紹介第6回目は、GRAPEVINE好きの赤須 光一をご紹介します。


ご挨拶

はじめまして、赤須と申します!現在は主にSAP導入・活用のコンサルタントとして仕事をしております。社員紹介という事で、今回は学生時代を振り返りつつ、仕事で大切にしている事についてお話できればと思います。

ディベートに捧げた青春時代

学生時代は、部活に命を燃やす日々でした。一般的にそう言うと、炎天下での練習、白い息を吐きながらの走り込みなどを想像されると思います。が、私の場合は大きく違いました。

放課後にPC室に閉じこもり画面と向き合い、しばしば空き教室で教壇に立ちタイマーを片手に政策について高速で語りまくる、それが日常でした。(学校内では相当浮いていたと思います)

というのも中学入学時、同じクラスとなった同級生に連れられ入部したのがディベート部だったのです。なんとなく入部したものの、いつしか先輩の熱量に巻き込まれ、ディベート甲子園の優勝を目指すようになりました。(中学では優勝することができました!)

ディベートは、ともすれば口喧嘩のようなイメージを持たれる方もいると思いますが、競技としてのディベートは雰囲気が異なります。「死刑制度廃止」や「一院制の導入」など主に政策的なテーマに対して、肯定・否定に分かれて、立論・質疑・第一反駁・第二反駁といった役割を各チームのメンバーが担当して、第三者であるジャッジを説得し、最終的にジャッジが投票を行うのが競技ディベートです。
(これ以降のディベートは、競技としてのディベートを指します。詳しい説明は、下記をご参照ください。)

ディベートを通して学んだ事

ディベートと言えば、スピーチ力・思考力が鍛えられるとイメージする方も多いと思います。実際にその通りです!今回はそれ以外の側面で、社会人になってからディベートを通して学んで良かったと感じる点をご紹介させて頂きます。

①リサーチ

ディベートは、主張を支える証拠資料が命です!
主張の内容を研ぎ澄ますためにも、論文・書籍を読み漁って、論題発表からの数ヶ月で専門知識を詰め込む必要があります。自分の中で仮説を立てつつ、第三者を納得させるためのエビデンスを探す経験は社会人になっても、基礎部分は変わらないと感じます。

②意思決定力

ディベートの勝敗はジャッジが決めます!
練習試合を含めて数多くのジャッジを務めましたが、短時間で相反する両チームの主張を整理し、両チームに納得を得られるように説明するというのはプレーヤー以上に難しい場面も多くありました。個々の主張のファクトはどこかを判断し、整合性を持ったストーリーとしてテーマの主体はどのように行動すべきか考え、最終的にどちらに投票するかを決める必要があります。社会人として多くの意思決定をする場面でも、これらの経験が活きていると感じます。

③チーム力

ディベートは、チーム戦です!
スタンドプレーのみでは成り立たず、チームで戦略を共有して、一貫した主張で相手を上回る必要があります。一人での思考と、複数人で思考を共有する事の難易度は大きく異なります。練習試合を繰り返し、時には黒板を囲んで主張の擦り合わせを行うなど、メンバーのモチベーションを高めつつ、チームで戦略を磨いていくというのは、社会人でも大きく活きる経験でした。

ディベーターからITコンサルタントに

中学から大学までディベート中心の生活を送りますが、大学生活後半、就職活動の時期を迎えます。

最初は様々な業界を見ていましたが、途中からIT業界に興味を持ちます。チームで一つのシステムを作る事に、ディベートでの経験を活かせると考えたからです。実際、当時考えていた以上に、ディベートでの経験を活かせる場面があったと感じます。

新卒でITベンダー就職後、SAPと出会い、縁あってアルベナに入社しました。SAPはERPパッケージ(統合基幹業務システム)であるため、顧客のオーダーメイドで開発するスクラッチシステムとは大きく考え方が異なります。クライアントの要望をただ受け取るだけではなく、コンサルタントとしてパッケージの特性を踏まえた上で最大限活用する道を探る必要があります。

まず、基礎部分としてリサーチ力が重要です。SAPのビジネスアプリケーションを正しく理解しなければ、コンサルタントとしての価値を発揮できません。また、製品・市場は常に移り変わるため、変化にキャッチアップする幅広い知見が必要となります。

 その上で、コンサルタントとして状況を整理し、先々を見越して選択肢を洗い出し、メリット・デメリットを踏まえ、推奨案を検討してリードする意思決定力が求められます。最適な解にたどり着けるよう道筋を整理し、お客様の決断をサポートします。

最終的にはチーム力が重要です。
同業のプロジェクトメンバーと協力するのはもちろん、お客様と一つのチームとして力を合わせる必要があります。SAPの関係する部門は広範囲に及ぶため、お客様と共に各部門を巻き込み、物事を進める必要があります。

最後に

このような機会を頂き、改めて学生時代を振り返ると、当時も楽しかったと思いますが、社会人になり心血を注いだプロジェクトが無事稼働した際の喜びはそれを上回るものであると感じます。

これからもアルベナの一員として、お客様に価値を提供できるよう努めて参ります。

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