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コロンブスがアメリカ大陸を見つけたワケ

人と自分の意見が違うことはよくある。
友人・兄弟・家族・同僚・会社・世の中…。

人々はどうしても多数派の意見が正しいのではないかと自分に嘘をつくこともしばしば…。

しかし、歴史上の人物たちは必ずしも、その時代の常識・考え方・意見に従ったわけではない。

コロンブスもまたその中の1人にすぎない。

【はじめに】

私が友人にこの話をしたのは、20代後半(アラサー)。

友人は職場で自分の意見と他多数の意見が合わないことに対して、落ち込んでいた。

「なぜ、自分の考え方・意見は認めてもらえないのか?」

「認められない自分の意見は変える必要があるのか?」

と、落ち込んでいた。

【コロンブスがアメリカに見つけたワケ】

むかし、むかしの お話。

知ってる人は知ってる「コロンブスの卵」のお話。

コロンブスと王様・貴族たちとの『賭け』。

「ここに1つの卵がある。
この卵がテーブルに立つだろうか?
立たないだろうか?」

コロンブスが王様・貴族たちに賭けを申し出た。

「丸い卵がテーブルに立つわけがない。」
「立つ前に転げ落ちてしまうわ。」
「叩きつければ、割れてしまうから、立つわけがない。」

王様・貴族たちは笑って言った。

そして誰一人テーブルに卵を立てることはできなかった。

『賭け』
コロンブス: 卵がテーブルに立つ
大様・貴族たち: 卵はテーブルに立たない

さて、どっちが賭けに勝ったと思う?

コツン。

コロンブスは、卵をテーブルに少し叩きつけた。

卵の底が少し平らにつぶれて

卵は、スッと、立った。

コロンブスの勝ち。

ちなみにここで使われた卵は、ゆで卵。
卵を見て生卵だと思い込んだ王様と貴族たちはびっくりしただろうね(笑)。

このお話で意図していることは2つあると思う。

1つ目:やり方・方法を知らない中で物事を最初に成し遂げるのは、難しい。
2つ目:人々の常識・考え方・意見は必ずしも正しいとは、限らない。

コロンブスはとても独創的で当時の人々とは違う発想をもっている人物だった。つまり世の中の人々とは考え方・意見が違っていたのではないだろうか?

このお話は、コロンブスがアメリカ大陸を見つけた後の逸話。

しかし、このような『賭け』で王様・貴族たちを納得させたのだから、コロンブスがアメリカ大陸を見つけたのは、必然だったのかもしれない…。

【おわりに】

人と自分の意見が違うことはよくある。

多くの人と意見が違うからと言って落ち込む必要はない、自分の意見を変える必要もない。

もし、自分が確信を持っている事柄であれば、なおさら。

大事なのは、どう相手に納得してもらうか?

その後、友人は転職して同じ系列の職に就いた。

新しい職場では、自分の意見に賛同してくれる人も多いらしい。

「自分の考え方・意見を変えずにやってきてよかった。」
と、笑顔で言っていた。

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(↑コロンブスの卵やってみた。)


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