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メンタルブレイクの打開策は薬?ほんとうに?当事者は語る※更新しました

こんばんは、うさこ🐇と申します。

今回はメンタルの不調に苦しむ同胞にむけて記事を書こうと思います。

はじめに断っておくと、私は医療従事者ではありません。

ですが私は精神疾患当事者として、ずっと光のみえないトンネルのなかを数年間生きてきました。

一度メンタルブレイクを発症してしまうと完治が難しく、完治できたとしても再発リスクが他の疾患と比較して非常に高いので、私は終わりの見えないラットレースのような半生を過ごしてきました。

百聞は一見に如かず、ということわざがあるように、体験した人にしかわからないこと、できないアドバイスがあると思います。

メンタルブレイクにあまり理解のない人にその不調を告白すると、
たいていの人々が定型句のように、精神科に受診することを勧めてきます。

たしかに、処方された薬によって症状が改善することがない、とまでは言いません。

ですが実態をみると、精神科医は西洋医学に基づくガイドラインを参考に、非常に短い時間で事務的に私たちの言葉を断片的に受け取って診察し、そして薬を処方します。

ですが実際に患者のメンタルブレイクの要因は複雑に入り組んでいることが多く、精神科医がその点にまで言及することは稀です。

なぜなら精神科医は、その分野は門外漢であり迂闊に発言することは控えるからです。

それは例えば、歯科医が患者の不調に対して歯学的観点からのアプローチしかできないことと同様です。

要するに、根本的にメンタルブレイクを緩和させるには服薬だけでなく、自分の力で緩解させる努力をすることも必要なのです。

いやいや、ただでさえ病気で一日中気分がしんどくて何もやる気がしないのに努力なんてできないよ、、なんて思いますよね。

ですので、いきなりすべてを実行するのではなく、自分のペースに合わせて少しずつ取り入れていくことをオススメします。

ですので、ここで私が取り入れて正解だったと思えた打開策をお伝えします。


8時間寝よう

睡眠不足はメンタルブレイクの発症リスクを上げるだけでなく、様々な疾患のリスクがあります。

もしどうしても眠れないなら、この場合にかぎって睡眠剤を導入したり、肉や魚、大豆などのたんぱく質を普段から摂取することをお勧めします。

睡眠誘発に不可欠といわれるメラトニンの生成には、トリプトファンが必要であり、トリプトファンの生成にはタンパク質が必須です。

私は数か月ほど満足に眠れない時期があり、それが原因で心身ともに様々な不調を生じましたが、

ある日睡眠剤を導入することによって、これらの症状が改善され、不眠は万病の元であると身をもって実感しました。

ご飯はタンパク質やビタミン、鉄を意識する

普段生活しているとあまり気にしませんが、改めて自分がなにを食べているか振り返ってみると、栄養バランスのとれた食事からほど遠い食生活をしていることに殆どの人が気づくでしょう。

健全な精神は健全な肉体に宿るとはよく言ったもので、ジャンクフードばかりを食べて過ごしていた、ある米国男性のドキュメンタリー映画「スーパーサイズミー」を見ると、普段食べているもので私たちが作られていることが再認識でき、非常に参考になります。

私は「鬱抜けご飯」という書籍を見て、自身の食生活を少しずつ改善させる努力をしました。

この本の一部を紹介すると、「タンパク質、ビタミン、鉄」の三点を意識して摂取することがおすすめされています。

加えて女性にメンタルブレイクが多い原因や、発達障害の隠れた原因に鉄不足が存在することを指摘しています。

家族以外のつながりを作ろう

人は社会的な生き物です。所属する共同体が多ければ多いほど、人は安心します。
孤独に感じている人はそのストレスによって、たばこを一日に数本吸うのと同じくらいの健康リスクに直面することが研究で分かっています。

ですのでこの機会に自分が熱中できる趣味を作って、それを共有できる仕事先以外の共同体を探すことを強くお勧めします。

私のメンタルの緩和の大きな一助となったのが、趣味仲間の存在です。

自然のなかで散歩する

これは家族以外のつながりをつくることと関連性がありますが、実際に早朝などに早起きをして外を散歩するだけでもずいぶん気がまぎれます。

まして長時間家で過ごすことが多い人の場合はおすすめです。

コンビニにいくために重い腰をあげて外出したら、やわらかな太陽の光に迎えられ、自然の豊かさにふれて気分がよくなったという経験をした方は少なくないでしょう。

落ち込んだ自分を客観視する

そんなことをしたらよけい落ち込むにきまってるじゃん!と思いますよね。
ですが少なくとも私はそんなことはありませんでした。

落ち込んだ自分を「あ、いま自分は落ち込んでいるんだ」と、第三者目線で自分を捉えることには、有名なストレスマネジメントの手段の一つであり、効果が証明されています。

客観視することで、例えば自分はいま相手に言われたことを、あまりにも否定的に受け取っていたな、、と自分の思考の偏りに気づくことができます。

ありのままの自分を肯定する

他人と比較してもなにもいいことがありません。比較するなら、過去の自分と比較しましょう。

例えば、一週間前までは外に出ることができなかったけれど、今日は久しぶりに外出できたなど小さな前進ができた自分を肯定しましょう。

自分だけは自分の味方でいてあげてください。

日記を書いてみる

これは自分を客観視することと関連性がありますが、その日にあったいい出来事を日記や紙に書くことをお勧めします。

例えば、今日地元にあるラーメン屋で食べたラーメンが予想以上においしくて思わず笑みがこぼれてしまったことや、

久しぶりに大学時代の友人と連絡が取れて、実際に会いに行って楽しい気持ちになったなど、どんな内容であっても問題はありません。

我慢せず泣いてみる

どうしても辛いときは、おもいきって泣いてみましょう。不思議なことに一度人間は泣いやむと非常にすっきりした気持ちになることが多いです。

どうやら涙を流すこと自体に、ストレス軽減効果があるようです。

最後に

今回はメンタルブレイクの当事者である私から見た、効果的な改善案をお伝えしました。

最後にメンタルブレイクの打開策として「よき理解者をみつける」ために恋愛に東奔西走する方がいますが、それはあまりお勧めできません。

なぜなら、上記に挙げたリストのなかで最もメンタルの改善が見込めるものの、失敗したときのリスクがあまりにも大きいからです。

勿論、メンタルブレイクの方は恋愛をするなとまではいいません。

これを読んでいるすべての方のメンタル不調が緩和されるようお祈りします。






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