閑話休題 参観日に保護者が見たいものって何だろう?

 研究発表会が近いのでサラッと。
 参観日に保護者特に親がみたいものは何か。

 結論。人によって違うでしょ。
私なら、、まあクラスの雰囲気を見ます。これはなかなか難しい。なぜなら参観日は雰囲気が変わるからです。これを普段通り持っていけるならその担任はなかなかのもんです。それだけでハナマル💮です。親がいることを忘れさせるウデを持っています。
 個人的に台本のあるタイプの参観は好きじゃない。そういう意味では二分の一成人式で保護者を泣かしたい教員は好きじゃない。それは卒業式も同じ。結果的に泣かすのと泣かしにかかるのは意味が違う。それに興醒めしちゃうタイプなので。

 我が子を発表する姿を見たいなら運動会とか学習発表会とかあるでしょ。参観はどういう場が形成されていてそこでどういう学びが行われているかを示すのがよいのでは?

 これだけ書いて、やはり少数派だよねと思った次第。まあいろいろあっていいのでは?という結論に落ち着く。全ての保護者の思いに応えることなど不可能です。

よってくだらない結論。いろいろです。

 まあでも、学校ではこういうふうに学んでますよ。というのは見せたいなぁとはなりますので、保護者向けにみるポイント、教員向けにみせるポイントを少しだけまとめときます。

○新たな学びのスタイル
実は昔に比べていろいろ変わっています。例えば国語のやり方、ICTのチョイ出し、総合や探求、教科の横断、そういったことがサラッと授業中に現れるか、そしてスッと消えるか。これらは決して本筋ではないけどそのクラスの普段の学習スタイルを現してしまいます。
○学習規律
参観日とはいえ、ちょっとしたところで普段の学習規律というのは漏れ出てしまいます。子ども個々がクラスみんなのことを本質的に考えられるようになっているかということの現れだからです。
○心理的安全性
 どの子どもにも安心感があるかどうかというのはけっこう大事なことです。声の大きい、勉強のできる、ちゃきちゃきしている、そういう子だけが活躍できる作りではなく、どの子も学びに参加してその結果として輝いているかが大事なんです。結果よりも感触です。

まあともかく学校を見に行ってください。そして学校を正しく知って、しっかり応援してほしいですね。それが苦労して参観日を計画する教員に対する最大の厭いと労いだと私は思います。

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