一人いっこく堂

どうやら思春期の入口に入ろうとしている娘。

内向的で、自分の気持ちを表出することが苦手で、物事をこじらせがちな娘。
究極の面倒くさがり屋で、どんどんタスクが貯まり、いつも同じパターンで負のスパイラルに突入している。

あぁ‥昔の自分を見ているようでじれったい〜！！！

先日もプリントを出さず、
週末の洗い物をカバンから出さず、
物が散乱し、荒れまくっている部屋。

またこれかよ‥。
私は向き合うの疲れたし、正直本当にどうでもいい。
でもちゃんと育ってほしい‥。

怒っても解決はしないんだ！
これはコーチングで学んだ基本だ。
よし、
共感だ！
承認だ！
ニコニコ笑顔で全てを肯定、受け入れるぞ。
うんうん。

なんだって？
プリントをファイルから出すことが面倒くさいだと？？
はーーー！？
それくらいやれや！！
あ〜！無理してする承認・共感にめっちゃイラつくーーーー！！！！！
顔がピクピクするーー！！！！

いや、いいぞ私！
ちゃんと自己一致しているぞ。
そうだ、腹が立つ。
腹が立って当然だ！
何でプリントをファイルから抜き出すことだけの行為が面倒くさいんだ！
マグマが湧き上がるーーーー！！！
というか何年こんな下らないことを言わしてんだ‥情けない、母はもう泣きたい‥。

もはや承認も共感も吹き飛んで怒りも通り越して泣けてくる。

よし、方向性を変えよう。
自分のことどれくらい好き？100点中何点？と娘に聞いてみた。

「‥2点」

辛い‥。
まさかの2点(´；ω；｀)
生産元の親としては、心が凍った感覚。
アナ雪のエルサの山奥のお城に幽閉してる感じ。

エルサのお城で涼しかったお陰で頭もスッキリ！
ピンチはチャンス。
2点はあるんだね。
x軸とy軸の交わり0ポイントより上にいるんだね。
その2点内容も教えてくれた。

そういう私は自己肯定感が壊滅的になくて、
そういえば冷凍マンモス級な点数だった。
今も改めて考えると0より下だと思う。
でも自分のことが自分で好きでいられるように練習を繰り返して今に至り、
凍っていた私は徐々に解凍されつつある。

感情の渦に巻き込まれながら、
無理やりの共感承認で、
激しい一人いっこく堂のような子育て。
一人劇場かよ。
これでいいのか？
それでいいのだ！

娘よ、付き合ってくれてありがとう。
今朝の寝坊もお見事。
今のうちにたくさん失敗しておこう。

学校まで送っていかなかった私エラかった。
自分の心配に負けなかった。
こっそり玄関から覗くと、
ご近所の子供見守りの方が遅刻した娘に声を掛けてくださり、一緒に歩いてくださっている。
胸が熱くなる。
学校まで自分を責めながら、不安と後悔に押し殺されそうになる孤独ではなく、
誰かに見守られ寄り添われると人は立ち直りやすい。
失敗を成功体験にすることができる。
そしてすみませんじゃなく、ありがとうございますと優しさを受け入れられている自分がいた。
感謝の朝でした。

ゆっくり親子で育っていこう。