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短歌の技法/【6】本歌取り

短歌の技法/【6】本歌取り

1.本歌取りとは?

Wikipediaから引用───

本歌取(ほんかどり)とは、
歌学における和歌の作成技法の1つで、
有名な古歌(本歌)の1句もしくは2句を
自作に取り入れて作歌を行う方法。
主に本歌を背景として用いることで
奥行きを与えて表現効果の重層化を図る
───────────

さらに、藤原定家により、
厳密に定義されました。

Wikipediaから引用───

『近代秀歌』や『詠歌大概』において、本歌取の原則を以下のようにまとめている。

・本歌と句の置き所を変えないで用いる場合には2句以下とする。

・本歌と句の置き所を変えて用いる場合には2句+3・4字までとする。

・著名歌人の秀句と評される歌を除いて、枕詞・序詞を含む初2句を本歌をそのまま用いるのは許容される。

・本歌とは主題を合致させない。

・本歌として採用するのは、三代集や『伊勢物語』、『三十六人家集』から採るものとし、(定家から見て)近代詩は採用しない。

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2.百人一首の本歌取り

百人一首の本歌取りは、
7作品です。
本歌は、各作品記事に記載しました。

05 【猿丸太夫】

42 【清原元輔】

90 【殷富門院大輔】

91 【藤原良経】

92 【二条院讃岐】


93 【源実朝】

94 【藤原雅経】

97 【権中納言定家】

98 【藤原家隆】


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