I believe in future しんじてるww

昨日の続きから。。。

彼女と別れてから一年が経った。

彼女がこの世を去ってから一年が経過した。

私は彼女を忘れることができなかった。

長いようで短いこの一年は彼女との別れを受け入れるには足りない。
好きな人にもう会えない。
それがどれほど辛いことか。普通のカップルは別れても頑張れば復縁できるし会うことだってできる。ただ私の場合は違う。
会いたくても、どれだけ求めても、彼女に会うことはできない。

もう一度会いたい

もう一度会って彼女に謝りたい。
俺が彼女を信じてあげられていたら。ケータイなんか見なかったら。どれだけ後悔しても彼女は戻ってこない。

彼女がこの世を去った後ひたすらに自分を責めた。
友人には「お前のせいじゃない」、「気に病むことはない」とかマニュアル通りの言葉をかけてもらったけど。
私はそんなことを言って欲しいわけじゃない。
だって本当に私が悪いのだから。

最近は夢をたくさん見る。
それは、彼女と色々なところを巡る夢だ。
夢の中の彼女はあの時と変わらない、ひたすらに幸せそうな笑顔で私の手を引いてたくさんのところに連れていってくれる。夢の中だけは唯一幸せにいられる時間だった。

それでも朝は来てしまう。

「あいたい」

私はその一心で、睡眠薬を使用するようになった。
薬を使えばいつでも君に会える。あの頃をまだ続けていられる。
私は彼女がいればそれ以外もう何もいらない。
いっそ夢から覚めなければ、ずっと一緒にいられるのに。

私は食事をすることも、家事だって何一つ忘れて、目覚めては、薬を飲む。目覚めては、薬を飲む。という生活を繰り返していた。

私も友達が少ないわけではない。

何日も返信が来ないことに違和感を感じた友人が私の家に来た。

チャイムを鳴らしても出ない。

不安に感じた友人は急いで警察に連絡した。
警察はすぐに駆けつけ、私が夢から目覚めた時には病室にいた。
目覚めた後薬を探している私をみて、友人は涙を流しながら必死に止めてくれた。

友人が涙を流している姿を見た私は、我を取り戻した。

「ごめん」

私は友人に言うと、
「お前が無事でよかった。」とだけ言い、水を買いに席を外した。

私は気づいた。
私には彼女以外にも大切な人がいたんだ。

友人との思い出を振り返ると、いつでも私に寄り添ってくれた、彼の背中が大きく、かっこよく感じた。

それは友情という言葉では言い表せられない程に。かっこよかった。

「好きなんだ…私は友人のことが好きなんだ」

私は水を買ってきてくれた彼を強く抱きしめ

「大好きだ。俺はお前が大好きだ。いつでも俺を気にかけてくれて、優しくしてくれる。そんなお前が大好きなんだ」

彼は驚いた顔をした。

私はなんでこんなこと言ってしまったのだろう。自分でもわからない。でも、言いたかった。
私たちの関係が終わってしまった。と思った。

うつむいていると、彼は私の頬にキスをしてきた。

「俺も大好きだったずっと」

そういうと、私の唇を奪い、激しい接吻をしてきた。

キスを終えると彼が言った。

「お前が彼女と付き合っている時、ずっと辛かった。彼女と別れて、彼女が死んだって聞いた時はとっても晴れやかな気持ちになった。だって愛していたから。いつか願いは叶うんだって、俺のことを好きになってくれるってずっと信じてた。だから未来を信じて、お前と彼女のことを見続けてきた。これからは俺のものだから」

私は幸せだった。固執してきたものから解放された気がした。

「抜け出しちゃおうか」

そう私がいうと彼は私の手を引いて、病院から抜け出した。

自称中学生(仮)、思春期ブログ
BL編突入



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